心理学

豊田議員の精神分析

この録音は、非常に重要なサンプルである。

シリウス ブラックいわく(本の中で読んだ記憶にあるもの)、

「その人がどんな人を知りたければ、立場の弱い者を扱いを見ればいい。」

こうして、シリウスは、ハリー・ポッターに人の本質を見抜く術を教えている。魔法ではない。

録音の中で重要な点は、相手を心理的にいたぶることそれ自体を、多様な表現を使い意図していることだ。

ただの癇癪ではなく、無頓着で病的な底意地の悪さがある。

表裏を使い分ける気苦労や、野放図な自己の暴言に良心の責を感じていない印象を受ける。病的と表現したけれど、このような心性は、その分思い煩うこともないわけで、ある意味実務的有能さを発揮できる面もあろう。

それは、多様な課題を処理し、目標に向かって進むうえで、効率的だ。事実、ダントツのエリート道だった。

けど、有能さとは、人によって異なるが、何を切り捨てるかの問題でもありうる。

今回の事案は、有能さの陰の部分が、本人にとって予期せぬ形で顕在化したものと考える。

えぐい表現だが、人心を読み、操作できなければ、選挙に勝利できない。当然、その能力には長けていたはずなのだが、責め苛まれた人に”素朴”に共感することは苦手だったようだ。社会的な地位、肩書、賞讃は、時としてこういった感性を鈍麻させうる。

C.G.ユングは、できすぎた人の深い陰の部分に言及しているが、これはその好例だろう。彼の原型論的には、シャドー、ペルソナとの関連となる事例と解釈できそう。

我々凡人的には、思いやりを忘れず、あれこれ悩みながら生きていればいいのだけどね。孔子だって、一日三回反省したそうだから、凡人はもっと多くていい。

子育ての技法 その9 初めての社会科

小学生の社会科は、地理、歴史、公民分野が丸ごと一つになっている。加えていえば、漢字で人名、地名を読む、書くことが伴っている。

さらに加えていえば、ごく身近な地域も以上の重点の一つになる。

どんな地名であろうと、歴史がある。掘り下げれば、日本史の源流につながっている。

というわけで、以上を関連づけることがとても重要と考える。知識と経験で社会を構造的に考える習慣があれば、とても役立つ。

まずは、基本的な理解のスキームを作ってみたい。目のつくところに、日本地図を貼る。なんてのはお勧めだ。地理的ビジョンがまず大切。

テレビのニュースになった場所を探すとか、夏休みの家族旅行の場所など、話題があったら日ごろ確かめることをお勧めする。

先日、クイズを出してみた。

日本の都道府県で、「府」は二つあるよ。どこだろう?

日本の県で、「福」が付く県はどこだろう?

日本の県で、「愛」という漢字が付くのはどこだろう?

3番目はひっかけ問題。愛媛県は、発音だけでは見つけられない。

案の定、子どもは悔しがっているが、だからこそ、身に着く。

子育ての技法 その8 野外活動

キャンプから帰った日の夕方、庭から「ドスッ」って音が断続的に響いている。

うちの子が、ダンボール紙に弓を射ている音である。出てみると、ザクザク刺さってる。

キャンプ場では、やたらクマザサの茎を刈り集めていたが、手を切りながらナイフで加工し、矢柄を準備した成果がこの音だった。

伏線はいろいろある。

○日ごろから刃物の使い方を教えていた。

○弓の撃ち方を教えた(弓→子ども用だが、強力なもの)。

○岩魚の釣り方を教えた。

○火をおこし、岩魚を含め野外で調理することを体験させた。

○新聞記事として、イノシシが増えて困っている地域状況を、読み聞かせたことがある。

○キャンプ場の近くで、鹿が出た。

○キャンプ場の近くで、野生動物のフンを見つけ、どんな動物か話し合った。

○よそのグループのキャンプファイアーに混ぜてもらい、ジビエの話題を聴いた。

○縄文時代の生活を本で学んだ。

結果、狩りに目覚めてしまった。

しかし、この父では、鹿やイノシシの解体までは教えられないぞ、、、、。

マタギの集落で研修するってか?

小学生と道徳教育 基本的な共感性の視点から

土曜日に授業参観があった。「うちの子はマトモにやってるか?」ってそれは重点だが、環境を丸ごと見てみよう。

窓辺に植木鉢が二つ、そこに花が咲いている。とはいえ、どちらも水切れで瀕死の状態。私的には、悲鳴が聞こえそうだ。沈黙の命が、多くを語ることがある。

先生も大変だ。これだけの保護者の視線にさらされて、授業を行う重圧。

一方、この偏屈な保護者は、植物の悲鳴に気がついてしまった。

いまどきの小学校の重い課題は、道徳教育とか、いじめ対策だろう。どちらも微妙な価値観の調整がある。

社会規範をたたき込む方策もアリだが、形式的規範に言いなりになるだけでは、教育というより調教であろう。それに実質を求めるなら、思いやる感受性の問題になりはしないか?

例えば、子ども同士のからかいは、子どもの”自然”ではあるが、行き過ぎれば、心ない嫌がらせとなる。その一線を越えないために、相手の心情への感受性が必要だ。

そういえば、いまどきの小学校は、動物の飼育小屋が廃墟になってる例が多い。いろいろ管理上の問題もあろうが、惜しいことだと感じる。

個人的見解として、政治的主張を織り込んだ文系的教育論は、今話題のなんとか学園の例のように胡散臭く感じる。一方、”人間以外の命ある対象を適切に扱うことは、人の道徳性の涵養に関連性があるか”、と問うなら、これは科学の対象でもある。

そして、後日譚。

うちの子は、植物水やり係だった!

水やりといっても、屋外で管理している植物なので、分かっているけど、しなかった、、、、

で、泣きだした。規則と良心の狭間か。

「いいことは、気持ちのままにすればいいんだよ」と教える。

子育ての技法 その7 本の読み聞かせ

子どもに自発的な読書習慣をつけるうえで、漢字学習を先行させることが効果的と先に書いたが、耳で聴く読み聞かせもよい事だと思う。目で追うことと、耳で聴くことが言語学習の両輪と考えている。

これは保育園時代から続けている子どもを寝かしつける方策でもある。思えば、遠くに来たものだ。

子どもが勝手に読むような本はさておいて、少し難しめの本、時節に合った本を選んでいる。

最近の本では、ハリーポッター。そのハイライトシーンを選んだりする。このシリーズは、学校が舞台なので食いつきがいい。同じくファンタジー系としてゲド戦記も試してみたが、これはシブ過ぎて中断、まぁ仕方ない。

K.ローレンツも自然科学分野として聴かせてみた。まさか、ノーベル賞受賞者の論文とはいかないので、その一般向けの著作、”ソロモンの指輪”。動物たちとのやり取りのおもしろさは、さすがである。

この親自身、この筋から影響を受けていると思い至ったし、子どももいつの間にかその影響を受けていた。そういえば、この前の学校の作文は、「ヤモリの飼い方」なのであった。

先のクリスマスイブは、新約聖書からイエスの誕生シーン。クリスマスの大元の意義を知ってもらいたいからだ。ここを押さえなくては、クリスマスにならない。と、親の思い入れあり。

以上の読み聞かせは、もちろん親の解説付きである。

子育ての技法 その6 小学生の漢字学習

結論からいえば、学年ごとの漢字学習課題の順序はそれなりに意味があるので、順序を守るとしても学校の進度を越えてどんどん進むべき。この場合、子ども的に楽しく使える”小学校で習う漢字辞典”みたいなものは、とても役に立つ。

そして、僕なりに工夫をしていることは、筆ペンでもできるだけ書かせること。とめやはらい、書き順は、美しい字を書くことの基本であり、この素養は年をとるほどその価値が発揮されるだろう。特に小学生については、姿勢を正して、集中することの訓練にもなる。

いい年をして、それなりの立場なら、相応の書体が期待される。機械印字が普及するほど、むしろ手書きの価値が見直されていると感じる。

僕的には、手書きの署名とか、文化水準が問われそうで結構コワい、といつも感じる。慶弔の場面でお金を包む紙袋だが、何度も書き直していると実にみじめである。

本題に戻ってみると、漢字は英単語みたいなものだ。漢字がわからないと、文章を読むことが面倒くさくてたまらない。裏を返せば、漢字学習は読書量を加速させ、文章を書くこともより習慣づけられる。つまり読解力、文章力の基礎だ。これは、全ての科目に波及性がある。

たとえ算数、理科の問題でも、込み入った文章で設問がなされる場合がある。漢字についていえば、社会科では、地理、歴史の分野で”小学生の習う漢字”以上の漢字もありうる。

子育ての技法 その5 新聞を読ませる

朝刊の記事、その中にこんな記事を見つける。

木星の衛星エウロパには大量の水があり、そこは太陽系の中で最も生物の存在の可能性がある、というもの。

で、読ませる。うちの子の場合、生物ネタは食いつきがいいからだ。2年生では漢字能力に限界があるものの、なんとか読ませる。

オプションの解説は、太陽系の仕組み、特に衛星の意味だ。それと、エウロパの派生語も教える。つまりヨーロッパである。

そこで、世界地図を引っ張り出し、ヨーロッパの地域を教える。

そもそも、エウロパ/Europaとは、ギリシャ神話の御姫様のことなので、そのお話も少し加える(木星→ユピテル→ギリシャ神話の神様、に愛されたのがエウロパ)。

地理とか、理科につなげた国語の勉強である。国語の勉強の目標の一つは、大人向けの堅い文章を理解することだと思う。

時には、子ども向けを飛び越えて、直に挑戦させてみてもいいだろう。目標がイメージできるなら、到達までに何が必要かを算段もしやすい。

子育ての技法 その4 地理と世界内定位

今まで書いてきた自然観察は、子ども的に食いつきがいい。つまり理科は、興味を持たせやすかった。

しかし、社会科は、小学校低学年の食いつきが悪そうだ。とりあえず、地理から初めている。

というのは、生き生きとした経験として、目の前の光景があるからである。

遠出をする際、地図を持っていく。「家はどこ?目的地はここだよ、で、今はどこにいる?」

こんな具合に、目の前の光景と、抽象化された地図を照らし合わせていく。

「これが川、だからもうすぐ川が見えるよ、ほら」

電車で移動中なら、駅名を漢字で書かせてみれば、国語の勉強にもなる。

先にも書いてみたことだが、これが知識の構造化。

知識がごごちゃ混ぜの雑学にならないためには、構造化が必要だ。あと、もうひとつ、それは、”自己の世界内定位”。これが核になって、知識がつながっていけばよいと考える。

例えば、子どもをハッとさせる哲学的質問がある。

「地図を使うとき、いちばん大切なことって何だろう」

僕の答えは、「今、自分のいるところ」である。どんな詳細な地図だって、自分の居場所がわからなければ、使いようがない。

そして、二番目に大切なことは、「方角」。ここで、コンパスを出す。これは、理科にもつながる。しつこくいけば、「N」「S」の意味の語源的解明もあり。

以上、世界内定位に始まる地理の勉強の始まりなのだが、世界内定位って発想を時間的に応用すると、歴史の勉強にもなる。

ところで、おもしろい地理の課題を子どもと試してみたのでご紹介したい。

課題:宇宙から自分の家の前にたどりつくシュミレーション

これ、グーグルアースでできます。

子育ての技法 その3 自然観察と中学受験

うちの娘が歩くことができるようになってから続けている習慣であるが、それは、目に着いた生き物を説明していくことである。

最初は、キャベツ、モンシロチョウ、ヒヨドリとか、名前から始めた。

で、次は分類。キャベツ、ダイコンそしてナズナ、、これをまとめてアブラナ科。畑の雑草であるナズナは分かりにくいけれど、こいつも花弁が4枚。これがアブラナ科の特徴の一つだ。

ついでにいえば、ダイコンの辛さと、ワサビの辛さは同類である。味覚的に忘れられない経験でもある。

さらに身近なものでいけば、次はバラ科、イネ科という具合。バラ科は、多くの果物でお世話になっているし、イネ科は人類の生存を支えてくれている。

生物学上の分類の次は、人間との関わりの歴史に向かってもいい。理科とか社会とか、生きた丸ごとの経験に境目なんて気にする必要なんてない。

こうやって、経験の世界を構造化していくこと、それがこの世界を楽しむことだと思ってきた。だから子どもに教えてきた。でも、マニアック過ぎるかもとも感じたりした。

が、こんなことがあった。

公園で勝手に自生している小さな桑の木を見つけた。

こんなところに!と思ったので解説してみた。

「昔はね。この木をたくさん育てて、カイコの餌にしたんだよ。カイコの繭から糸を作って、それは絹糸っていうけど。外国に売っていたんだよ。」

このごろ親的には、中学受験の問題集を見ているが(東京ってとこはそういう場所らしいので)、以上のことが問題になっていることに気がついた。たとえば、アブラナ科の花弁の数がポイントとなる問題もあったりする。

社会科の歴史と地理の問題にまたがり、桑畑と生糸の輸出なんてものもあった。確かに、地域の歴史は重要であるし、地域の歴史なら地上に痕跡も見つかるわけだ。

子育ての技法 その2 昆虫採集

世の中がポケモン採集に熱中する中、近所の子どもたち(1~2年生)を連れて、公園で昆虫採集する。

昆虫採集は子どもの楽しみ、、それは過去の常識だったのかも。現在の小学生を基準にすると、親世代もあまり経験がなさそうだ。

過去の人類のほとんどは狩猟採集民である。なので、自然の中で生物を捕獲することは、人間の本性に根差しているし、またその喜びも大きい。

その最初の一歩は昆虫採集だと思う。

その本質は、昆虫それぞれの特性をつかむ知力、網を扱う臨機応変の身体技、捕獲した昆虫を扱う倫理性である。

初めて捕虫網で蝶やセミを捉えた子どものときめきぶりには、大人的にも感動ものである。念願のクロアゲハを捉えた子どもの誇らしげな表情も見た。

セミの羽化にも立ち会った。

「ダメだ、触るな」と警告する。うっかり不自然な力を加えると、体がゆがんだまま固定されてしますからだ。

「この子は、君たちの年齢と同じくらい土の中にいたのだよ。やっと、今飛べるようになるんだ、だから邪魔をしてはだめだよ」、と教えれば、子どもも納得する。

最後のお開きでは、虫かごの虫たちを逃がしてやる。セミは一匹づつつかんで空に放ってやる。すると子どもたちも、解放感を共有する。

問題は、クロアゲハ。「お母さんに見せてから逃がす」と、その子はこだわる。この条件を守ると、堅い約束を子ども同士で確認していた。

参考までに、この公園の蝶の捕獲難易度レベルを御披露する。

レベル1 シジミチョウ

レベル2 ジャノメチョウ

レベル3 アゲハチョウ

レベル4 クロアゲハ

レベル5 アオスジアゲハ

おっと、宿題だ。

「今日見つけた虫を、学校の図書館でも確認しなさい」

現物→文献検索、これも重要である。

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