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結愛さんの事件について

彼女は、胸のふさがるような、切実な言葉を書き残して殺されていった。数年前、大阪で、部屋に閉じ込められて餓死させられた幼い兄弟がいた。どちらも虐待死の事件であるが、質の異なる点に気を付けてみたい。
ネグレクト、放置されている子どもたちは、面倒な「物体」のような扱いを受けているので、概して言葉の発達が遅れている。それでも、なんとか切実に「ママ」位の言葉を話す。生き延びる最後の手がかりのようなものだ。
今回の事件で、おどろくことは、結愛さんの言語能力である。このおかげで、社会は、彼女のメッセージを受け取ることができた。しかし、両親には、”意味”が届いても、”気持ち”は伝わらなかった。この断絶が恐るべきことなのだと思う。
結愛さんの素養もあるのだろうが、(著しくバランスを欠いたものであっても)「教育熱心」な、家庭であったことが推測される。外面的にもとりあえず”普通”に見えそうだ。
結愛さんのメッセージの受け止め方を考えてみよう。まず両親を非難するのは当然としても、我が身を振り返ってみることも大切だ。
つまり、教育とかしつけの大義名分を掲げることにより、自身の暗黒面に気が付かなくなってはいないか?ということだ。
”暗黒面”とは、大げさかも知れないが、本当は自分自身の問題を子どもに投影しているような状況のことである。
僕自身の経験としても、子ども相手に思わずムキになって感情に振り回されるとうな場合、自分の子ども時代の経験に関連していると後から気づくことがある。

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