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リメンバー・ミー その2 お盆と死者の日

全くの異郷でなつかしい感性に出会うこと、それはとても意義深い経験だ。なぜなら深い人間的なもののつながりを発見することだから。メキシコの死者の日って、こういったものかも知れない。
一般に日本のそれは、お祭りというより、もっとしめやかなもの。でも、京都五山の送り火など、大きなイベント性のあるお盆の行事もある。
メキシコのあたり、宗教的には、カトリック圏である。しかし、こういった形での死者とのかかわりは、カトリックの教義自体にはない。もっと土俗的な風習がとりあえず折り合いをつけているのだろう。
日本でも同じようなものだ。お盆は仏事か?とりあえず形はそうだが、死者があっちとこっちを行き来するなんてのは、仏教の正統な経典にはない。
この点は、メキシコのそれも、日本のそれも同じだ。宗教の枠を超えたスピリチュアルな儀式と考えればいい。
では、こうやって死者との交流を行うことは、どんな意義があるのだろう?
思うのだけど、それは、自分は何者?って意識を新たにする機会だ。
つまり、なぜここに自分がいるのだろう、自分は何を期待されているのだろう?
それを考える機会でもある。
ぼくなりの意見だが、これはとても基本的な教養だ。
そして主人公は、死者と”直接に”関わることにより、与えられた期待と、望む生き方を調和、いやあえて哲学用語を使いたいが、止揚させる。
これは、今風の自己愛的な成功物語とは異質だといいたい。その例も対比されているけどね。この対比がキモである。

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