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2018年2月

奥三河 田峯田楽レポートと小学校のこと

伝承のとおり雪が降った。雪と炎の祭典は、杉の巨木が立ち並ぶ中、一つの鐘の音とともにしめやかに幕を閉じた。
 
観音様も気が利いている。降雪の程度が心配だったが、翌日の自動車の運転には支障がなかった。雪の降る中で山を下り、新城市までくれば雪がないどころかもう晴れていた。
都合により早めの出発だったので、翌日の奉納歌舞伎を観ることはできなかったが、盛況だったと思う。豊橋の駅には、バスツアーのパンプレットがあるほどだから。
 
中世以来(1559年~)の伝統の中で新しいこともあった。田楽の中で使われる聖なる捧げもの「べらべら餅」が、一般向けに商品化されたことだ。これは、駐車場脇の売店で見つけた。ついでに言えば、ジビエ食材の販売も最近のことだ。
 
ただ、気がかりなのは、歌舞伎の主役である田峯小学校の生徒の数が少なくなっていることだ。そのため、演目数も切り詰めていると聞いた。恒例だった生徒による海外公演もなくなったそうだ。
 
ところで今話題の伝統あるブランド小学校といえば、イタリアの高級ブランドを制服にした例の銀座の小学校。制服の値段はさておき、セレブ趣味の満喫ではなく誇りをもって通学するならその意義は認めうる。
 
一方、田峯小学校の誇りとは、何かといえば朴訥な「義」である。
そもそもこの奉納歌舞伎とは、360年前、村を救ってくれた観音様との盟約による(そして田楽に歌舞伎が加わった)。
また、この小学校に展示されているアメリカ人形「グレース」も義によってここにある。
 
 
 
 
 
 

ラテン語の世界 その37 空港の碑文(文明の基礎)

ラテン語を一言でたとえるなら、「文明のプログラム言語」の一つ。
たとえば、空港は重要な社会インフラだが、羽田空港には、ラテン語で碑文が埋め込まれている。
2
来る者たちに平和を
去る者にたちに安全を、とある。
ほとんどの旅行者は、気づかないだろうが、ラテン語ならではの強力な祈りの呪力を感じる。
 

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