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日本語の国際性について その1 彼と彼女

彼も彼女も、今ではごく普通に使われる日本語だ。でも、男女が含まれる複数を表現する場合、、、、彼らになるのか?
まあ、そうかもしれないけれど、この場合女性に配慮していないようで、一瞬とまどうかも。文法上の裏付けもないと思う。
そもそも、日本語は単数、複数の違いに無頓着だ。
ざくっといえば、性別は分法的に意識されていない。そもそもそういう言語である。
 
この点、ヨーロッパの言葉ははっきりしている。
英語の場合、退化がはなはだしいため、he,sheとか人称名詞の別くらいだが、ラテン語には、文法性として男性、女性のほか中性もある。
ラテン語から派生した言語、イタリア語、フランス語、スペイン語などの文法性は、男性、女性で、中性は消失してしまっている。
とはいえ、性別はがっちり文法に組み込まれている。
 
たとえば、フランス語の場合、
私は心配だ、という意味を言うなら、、、
Je suis inquiet.(男性がいう場合)
Je suis inquietéte.(女性の場合)
てな具合に、たとえ一人称の場合でさえ、主語の性別を想定しなければならない。
 
思うのだけど、彼、彼女は、本来の日本語ではないのだろう。
少なくとも、江戸期以前の通常の会話、文章には表れないはずだ。
僕は、これらの言葉は、明治以降、ヨーロッパの言語を翻訳するうえで、考案された言葉だと推測する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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