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三河紀行 その2 新種のミカワサンショウウオ

この発見は、今月のこと。国内にまだ未発見のサンショウウオなんているんですね。

新聞には、新城市とある。”市”といっても、広い。近年、山の深い鳳来町も合併している。とはいえ、奥三河の入り口にあたる地域。人里離れた山の中、みたいな地域ではない。

歴史的には、長篠の合戦で有名な場所だ。

ざくっと、里山中心の自然環境と考えてよいと思う。そこそこ人の生活圏と関わりながら、サンショウウオひっそり生き延びてきたのではないかな。

ところで、奥三河の里山なのだが、僕は、昔からこの地域の水辺の生き物に親しんできた。今年も2回、水辺に網を入れたが、このごろ生物相の変化が大きいと感じている。

もっと奥、設楽町の山間の田んぼなど、自然の沼地と化しつつある。で、そこには、イノシシの足跡が残されていたりする。

茂みから道路にひょっこりカモシカが顔を出しているのも見たぞ。カモシカとの遭遇なんて、下北半島の山の中で経験したことがあるけれど。

つまり、過疎化で、人の生活圏が縮小している。だがその分、自然が豊かになった、とはいえない。バランスが崩れているような印象を受ける。

僕の観察では、タイコウチやミズカマキリなど大型の水棲昆虫、サワガニが姿を消し、イモリがやたらと増えた。地元の人によれば、サワガニをイノシシが食べているとのこと。

一方、イモリは弱い毒があるので、食べられないのだろうか?

では、同じ両生類有尾目のサンショウウオはどうなのだろう。イモリにくらべ、ずっと繊細な印象があるけれど。かえって、競合に負けたりしないだろうか。

地域おこしとして、ご当地キャラもいいけれど、彼らは発見と同時に絶滅の恐れの状況だ。何より、適正な保護がなされることを望んでいる。

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