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ヒアリと生態学/エコロジー

庭で足をアリに噛まれた。意外と痛いものだが、よく知った種類のアリなので、丁重に払い落す。彼らは、虫の死骸を片づけるなど、立派な役割を担っているが、時々勘違いもする。

イソップは、アリを愛すべき生き物として紹介してくれたが、ヒアリの侵入が問題となっている。確かに、ヒアリは困る。日本の在来生物にとっても脅威だ。

ただし、今のところ日本の民家の庭先まではいない。

ともかく、港湾など水際で駆除することは重大な課題だ。コンクリートの隙間を埋めるとか、なるほどと思う。

ところで、アリを対象とした殺虫剤が異様な売れ行きだという。でも。アリを見たら、とにかく大量殺戮なんて人がいそうだ。

巻き添えで、在来種のアリが殺されたらかわいそうである。また、他の昆虫にも害が及ぶだろう。

やたら殺しまくることは、生態学の観点からも疑問があると思う。

というのは、昆虫界はそれなりにバランスがあって成り立っているので、これをかく乱するとかえって外来種の侵入を助長してしまう惧れがあるからだ。そもそも、在来種のアリのポジションを狙うのがヒアリである。

植物界で例を挙げれば、人間が作った不自然な環境、造成地などだが、こういった環境は外来種が席巻することになる。

ヒアリの巣を殲滅することは人間でなければ難しい。しかし、アリ族が新しい巣を作る際には、雌雄の羽根アリを飛ばさなければならない。そして鳥類や他の虫たちがこれを捕食する役割を担っている。

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