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2017年5月

心の防衛術 その3 空気を読まない勇気

先日ある大きな会議があった。長時間、2回に及ぶ会議で、自分はヒラの代議員(つまり議決権のみを有する)の一人。

議案の参画に関わっている背景もあるので、特段反対する理由もなく、わざわざ意見を述べて会議を長引かせる意図もない。

つまり、結果的には委任状で済む状況であった。ただし、最初の方は、重要な来賓が多く、空席を多くするのは組織体面上望ましくないので、出た。

次の会議は、前もって委任状提出をして、とっとと帰ろうとする。他に、すべきことがあるし。

そこで、問題となる。「みんな頑張って残っているのに何事か?」

確かに、こういった場合同調すべきとする空気は強い。ただし、「空気」だ。こういった空気は、多くの場合、感じる以上の実害はないと考えていいだろう。

制度上、適正な手続を踏み、結果にも影響がなく、他にすべきことがあるなら、特段関わり合うべきではない、と僕は思う。

誰だって、かけがえのない自分の時間を持っている。これを生かすことは幸福感に直結する。そうすると、この幸福は他にも増幅されるものだ。

その点、我慢大会みたいな会議は負の連鎖だ。

形式的な「お付き合い」で、時間と気力をすり減らすべきではない。他者のために、自分の時間を使うのなら、どれだけ自分が本当に必要とされているか、その度合いを「読む」ことを、行動の選択基準としよう。と、みなさんに提案。

子育ての技法 その9 初めての社会科

小学生の社会科は、地理、歴史、公民分野が丸ごと一つになっている。加えていえば、漢字で人名、地名を読む、書くことが伴っている。

さらに加えていえば、ごく身近な地域も以上の重点の一つになる。

どんな地名であろうと、歴史がある。掘り下げれば、日本史の源流につながっている。

というわけで、以上を関連づけることがとても重要と考える。知識と経験で社会を構造的に考える習慣があれば、とても役立つ。

まずは、基本的な理解のスキームを作ってみたい。目のつくところに、日本地図を貼る。なんてのはお勧めだ。地理的ビジョンがまず大切。

テレビのニュースになった場所を探すとか、夏休みの家族旅行の場所など、話題があったら日ごろ確かめることをお勧めする。

先日、クイズを出してみた。

日本の都道府県で、「府」は二つあるよ。どこだろう?

日本の県で、「福」が付く県はどこだろう?

日本の県で、「愛」という漢字が付くのはどこだろう?

3番目はひっかけ問題。愛媛県は、発音だけでは見つけられない。

案の定、子どもは悔しがっているが、だからこそ、身に着く。

子どもとの対話 言語と哲学

(娘)いっぱいモノがあるのに、みんな名前が付いているなんてスゴイよね!

(私)そうだね、長い間をかけて、人が名前を付けたんだよ。

(娘)でも、髪の毛はいっぱいあるのに、世界中の人の髪の毛の数はもっとスゴイのに、一本一本名前なんてないよ。

(私)うん、そうだけど、「この、髪の毛」っていえば、特定はできるよね。英語なら、The をつければいい。

(娘)そーか!

(私)でも、見えなくても名前がついてるものがあるって知ってる?

(娘)えー、どんなもの?

(私)勇気とか、愛とか、優しさとか。

(娘)それって、今までのものと違っているね。

(私)でも、ってものは、ある、よね。見えないけど。

(娘)うーん、難しいなー。

(私)あるって意味が、違うかも知れないよね。

【解説】

これは、哲学上の実在論と観念論に関わる問題である。この両者の違いを、大人的には、普段テキトーに使い分けているわけだけれども、突き詰めれば哲学上の基本問題になる。

その切り口として、日常の言葉、たとえば、「ある」の意味を根本的に掘り下げていく手法は、「分析哲学」の手法である。

そのテキストとして、J.ホスパーズの分析哲学入門、全5巻は絶対のお勧めである。日常の言語を体系的に整理できるので(パソコンにたとえれば、自分の頭をデフラグするようなものだ)、言葉に関する論理的センスを磨く上でとても効果的だと思う。

壮大な観念論の世界を体験したければ、当然ながら、プラトンの著作群である。華麗な超絶技巧を駆使した会話のやり取りは、いつ読んでも新たな発見がある。

子ども相手の対話編としては、「テアイテトス」がある。僕と娘との会話は、いわば、テアイテトスゴッコだったりする。

子育ての技法 その8 野外活動

キャンプから帰った日の夕方、庭から「ドスッ」って音が断続的に響いている。

うちの子が、ダンボール紙に弓を射ている音である。出てみると、ザクザク刺さってる。

キャンプ場では、やたらクマザサの茎を刈り集めていたが、手を切りながらナイフで加工し、矢柄を準備した成果がこの音だった。

伏線はいろいろある。

○日ごろから刃物の使い方を教えていた。

○弓の撃ち方を教えた(弓→子ども用だが、強力なもの)。

○岩魚の釣り方を教えた。

○火をおこし、岩魚を含め野外で調理することを体験させた。

○新聞記事として、イノシシが増えて困っている地域状況を、読み聞かせたことがある。

○キャンプ場の近くで、鹿が出た。

○キャンプ場の近くで、野生動物のフンを見つけ、どんな動物か話し合った。

○よそのグループのキャンプファイアーに混ぜてもらい、ジビエの話題を聴いた。

○縄文時代の生活を本で学んだ。

結果、狩りに目覚めてしまった。

しかし、この父では、鹿やイノシシの解体までは教えられないぞ、、、、。

マタギの集落で研修するってか?

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