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子育ての技法 その3 自然観察と中学受験

うちの娘が歩くことができるようになってから続けている習慣であるが、それは、目に着いた生き物を説明していくことである。

最初は、キャベツ、モンシロチョウ、ヒヨドリとか、名前から始めた。

で、次は分類。キャベツ、ダイコンそしてナズナ、、これをまとめてアブラナ科。畑の雑草であるナズナは分かりにくいけれど、こいつも花弁が4枚。これがアブラナ科の特徴の一つだ。

ついでにいえば、ダイコンの辛さと、ワサビの辛さは同類である。味覚的に忘れられない経験でもある。

さらに身近なものでいけば、次はバラ科、イネ科という具合。バラ科は、多くの果物でお世話になっているし、イネ科は人類の生存を支えてくれている。

生物学上の分類の次は、人間との関わりの歴史に向かってもいい。理科とか社会とか、生きた丸ごとの経験に境目なんて気にする必要なんてない。

こうやって、経験の世界を構造化していくこと、それがこの世界を楽しむことだと思ってきた。だから子どもに教えてきた。でも、マニアック過ぎるかもとも感じたりした。

が、こんなことがあった。

公園で勝手に自生している小さな桑の木を見つけた。

こんなところに!と思ったので解説してみた。

「昔はね。この木をたくさん育てて、カイコの餌にしたんだよ。カイコの繭から糸を作って、それは絹糸っていうけど。外国に売っていたんだよ。」

このごろ親的には、中学受験の問題集を見ているが(東京ってとこはそういう場所らしいので)、以上のことが問題になっていることに気がついた。たとえば、アブラナ科の花弁の数がポイントとなる問題もあったりする。

社会科の歴史と地理の問題にまたがり、桑畑と生糸の輸出なんてものもあった。確かに、地域の歴史は重要であるし、地域の歴史なら地上に痕跡も見つかるわけだ。

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