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2016年7月

子育ての技法 その2 昆虫採集

世の中がポケモン採集に熱中する中、近所の子どもたち(1~2年生)を連れて、公園で昆虫採集する。

昆虫採集は子どもの楽しみ、、それは過去の常識だったのかも。現在の小学生を基準にすると、親世代もあまり経験がなさそうだ。

過去の人類のほとんどは狩猟採集民である。なので、自然の中で生物を捕獲することは、人間の本性に根差しているし、またその喜びも大きい。

その最初の一歩は昆虫採集だと思う。

その本質は、昆虫それぞれの特性をつかむ知力、網を扱う臨機応変の身体技、捕獲した昆虫を扱う倫理性である。

初めて捕虫網で蝶やセミを捉えた子どものときめきぶりには、大人的にも感動ものである。念願のクロアゲハを捉えた子どもの誇らしげな表情も見た。

セミの羽化にも立ち会った。

「ダメだ、触るな」と警告する。うっかり不自然な力を加えると、体がゆがんだまま固定されてしますからだ。

「この子は、君たちの年齢と同じくらい土の中にいたのだよ。やっと、今飛べるようになるんだ、だから邪魔をしてはだめだよ」、と教えれば、子どもも納得する。

最後のお開きでは、虫かごの虫たちを逃がしてやる。セミは一匹づつつかんで空に放ってやる。すると子どもたちも、解放感を共有する。

問題は、クロアゲハ。「お母さんに見せてから逃がす」と、その子はこだわる。この条件を守ると、堅い約束を子ども同士で確認していた。

参考までに、この公園の蝶の捕獲難易度レベルを御披露する。

レベル1 シジミチョウ

レベル2 ジャノメチョウ

レベル3 アゲハチョウ

レベル4 クロアゲハ

レベル5 アオスジアゲハ

おっと、宿題だ。

「今日見つけた虫を、学校の図書館でも確認しなさい」

現物→文献検索、これも重要である。

妖怪ウォッチGoはありうるか?

ポケモンGoがもうすぐ日本に来る。

最近は、妖怪ウォッチに押され気味のポケモンであったが、これは強力な巻き返しになるだろう。

どっちも似たようなもの?いや、民俗学の視点からすれば、妖怪ウォッチの妖怪キャラクターとポケモンのキャラクターは、相当異なっている。

つまり、妖怪ウォッチは、そのまま民俗学のキャラクターとその応用であり、それぞれのキャラクターには、それなりの背景が備わっている。

一方、ポケモンの世界は、全くの架空の世界なので、特定キャラクターを特定の場所に出現させることにさして制約がない(水棲ポケモンの出現は水際になるだろうけど)。

なので、妖怪ウォッチGoとなると、場所選びが念入りになりそうだ。人間の気分を具現化したようなオリジナルキャラならそれほどでもないだろうけれど。

単純にいえば、本来、妖怪って出そうな場所がある。

伝統系(レジェンド妖怪)、カラ傘お化けが、日中の公園や街角に出現したら、あまりそれっぽくなかろう。

民間伝承系、トイレの花子さんは、トイレしかない。さらに木造校舎のトイレならピッタリだ。

妖怪ウォッチのキャラクターには、驚くべきことに、古事記の神様だっている。当然神レベル、強力なので、子どもたちは獲得に熱心だったりする。

このタイプのキャラクターは、神社とか、いわれのある場所に出現してくれないと、”リアリティ”がない。

これって、GPSを利用した観光ガイドに近い。

下北・青い森紀行 その8 ユースホステルと漁火

また暑い夏が来た。そこで、涼しげな写真を載せてみる。

Photo

イカ釣り漁船である。このランプの列が、煌々と夜の海を照らすことだろう。微かにカモメの羽音が聞こえそう。

かつて下北半島の3大ユースホステルの一つであった、尻屋崎ユースホステル。夕食のイカそうめんが、遠い夏の記憶の一つとなっている。

ユースなので、夕食は質素なものだが、ご当地名物として、この一品が際立っていた。その心遣いがありがたい。

加えて、その夜は、窓際の古びたソファーから漁火を見ることもできた。

ペアレント、すなわち経営者のことだが、このおばちゃんは、当時足も悪くなっていたので、頼まれて朝のゴミ出しを手伝った。ユースが高台にあるので、ずっと坂を下らなければならなかったからだ。

その朝、出発のとき、2泊の宿泊費は1泊分でいいとおっしゃる。遠慮したが、お気持ちが強いのでありがたく半額となった。

その恩義もあり、こうして下北旅行を広く伝えようと思う。

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