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ラテン語の世界 その30 Britannia/イギリスの凋落

ブリタニア、つまりイギリスのことだが、古代ローマ人のイメージでは、かろうじて文明の届いている辺境だろう。

だから、ハドリアヌス帝は、城壁をその北部、すなわちスコットランドとの境界近くに築き、ケルト人の侵入に備える必要があった。

イギリスとは、本来、ヨーロッパの野蛮な辺境の地である。古代ローマ人なら、ここに大英帝国の拠点ができるなんて、全く想像できなかったはずだ。

しかし、できた。この地の土人(土着の人々の意味)は、実にギリシャ・ローマの古典を学ぶことに熱心だったが(当然にその言語も)、それは優れた指導者を素質造りに有益だったのだろう。

これは、古典学習と明治維新の関連にも通じるものがある。

が、時代は移り、古典語が軽んじられ、英語が世界共通語?となった。我が国でも、英語ができれば文明人、みたいなことになっている(植民地かょ!)。

そして、21世紀。

歓声とともに、Brexit(イギリスのEU離脱)がなされ、その声は数日で、Bregret(イギリスの後悔)に声変わりしている。

では、ここでEuropa/エウローパさんにインタビューをしてみよう(原文は、ラテン語と古典ギリシャ語)。

「思い上がっちゃだめ!ほらーいわんこっちゃない!あなたたちも、大陸の子どもたちとおなじ私の子どもなのよ。子どもたちが、みな手をあわせて繁栄してくれることを私は望むわ」

では、エウローパさんの略歴ですが、元はギリシャ神話上の王女です。また、後にはヨーロッパそのものでもあります(ラテン語辞書参照)。

おや、まだ言いたいことがあるそうです。

「Scotia(スコットランド)と北部Hibernia(アイルランド)の子どもたちへ、あなたたちの分別を私は讃えます」。

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