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逆説の社会史 その1 新年と進歩の思想

さて新年らしく、新しいシリーズを。

お正月がなぜめでたいのか、といえば、民俗学の課題だ。そしてこんな理屈になるだろう。

過ぎし年の穢れを祓い(寒い中大掃除なんかして)、新しい歳神様をお迎えする時が到来したから。

日本の文化は、新しさにこだわる。元はといえば、神様たちが新しいものが好きなのだろう。なので、格式ある神社は、厳格な儀礼を以て一定期間ごとに社殿を建て替えるのが習わしだ。

とはいえ、これは循環的な営みで、年代を重ねるごとに一定の方向に歴史がしかるべき向かっていくという発想はない。つまり、歴史の進歩のことだ。

一方、西洋の思想では、歴史の進歩が重要な基調としてある。これまで、名だたる思想家、哲学者がこの裏付けを行ってきた。近代化、民主主義の発展、抑圧から解放、人権の拡張などこれらを総じて進歩史観と呼ぼう。これが、今では当たり前の正しい価値観となっている。

たとえば、「それは古い考えです!」という言葉の真意が、「貴方は間違っています!」という意味なら、この進歩史観を前提にしている。

でも、あえて距離を置いて考えてみるとどうなのだろう。これは、このシリーズの主題の一つなのだが、これから徐々に踏み込んでみたいと思う。

とはいえ、僕的には今の社会の価値観をひっくり返すような意図はない。ただ、見落とされている大切なことを発見したいと考えている。

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