小学生と習い事 英会話について
とにかく、幼児期の言語習得能力は、恐るべきものである。毎日、20語程度と聞いたことがあるが、そうなのだろう。
しかし、当然ながら、人のとの濃密な関わりの中で学んでいく。小学生ともなると、文字の世界が広がる、というか、そのように方向付けることが必要なのだけれど。
子どもが勝手に本を読んで、日本語学習してくれるのは、親としてもありがたい。
で、本題なのだが、子どもの英会話教室。世の中の親たちは、”将来ためになるだろう”、いや、”英語くらいできなくては”と、強迫観念により、英会話教室が始まる。
が、子どもは、ごく目先のことしか関心がない。日本語で事足りる以上、わざわざ英語で話そうなんて思わない。これが音楽と異なる点だ。
家庭内で、(日本人の親が)日常的に使用する?なんてことすると、正しい発音が身に着かない、なんて言われたりする。
幼児期の言語能力に期待し、早い時期から始めた方がいい、確かにそうなのだが、よほど長時間英語に触れる機会がない限り、なかなか聞き分け能力を身につけることや、それっぽい発音にはならないだろう。
むしろ、アルファベットの読み書きがありがたい。そして、フォニックス(英単語の読み方)、フォニックスは、日本の英語学習の盲点だと思う。これらは大人の英会話教室には通常ない。
小学生なら、漢字を学び始めるが、平均的な日本の生活はアルファベット表記がかなり普及している。なので、これは子どもの日常にも親和性が高い。
じゃ、ローマ字で済むか?ってことだけれど、これはあくまで日本語のフリガナ的なものなので、一つの綴りで意味を持つ印欧語(英語)の発想とは次元が異なる。
この違いも含め身につけさせてもいいかも。
余談だが、英語って綴りと発音が異なる点が多い厄介な言語だ。その点、ラテン語は、ほぼローマ字式に読めるありがたい言語である。
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