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下北・青い森紀行 その6 尻屋崎と寒立馬

本州の大地が尽きる場所が青森県に三か所ある。津軽半島の竜飛崎、下北半島の大間崎、尻屋崎だ。尻矢、アイヌ語の地名である。近くには、同様に尻労(しつかり)という地名もある。

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尻屋崎は、馬の放牧地として知られ、その馬たちは寒立馬(かんだちめ)と呼ばれる。灯台のあるあたり、それが放牧地になっている。

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地吹雪にさらされるような冬季の馬たちの姿をほうふつとさせる言葉だが、最近はわざわざ極寒の岬に馬たちを放っておくようなことはないらしい。冬季は、別の牧場に移されているそうだ。

数頭まで減ったこともあったが、現在は40頭ほど。それなりに、群れの様相になっている。

人が近づくことも可能だが、要注意。「昨日、蹴られて救急車で運ばれる人がいました」と、教えてくれる人がいた。

今年生まれた子馬をうちの娘が恐る恐るナゼナゼできた。これは、実に良い写真となったが、その後、憤然と迫る親馬(だろう)に、この人間の親子は追い回されることにもなった。

足が太くがっしりとした体形、長いたてがみが特徴だ。北国の農耕がこの馬種を創ったと想像がつく。人を乗せる馬ではなく、もくもくと農耕役務に従事してきた馬種なのであろう。

宮崎の都井岬の野生馬にも会ったことがあるが、彼らは毛深くなくもっとスラリとしていたように思う。地域に残る伝統的な馬種の比較も面白い。

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この岬の海域は、海の難所として知られてきた。柳田國男の「海上の道」にもその記載がある。実際、地蔵や海難事故の慰霊碑が立っていたりする。

早朝の尻屋崎を歩いた経験がある。印象深い形の海の岩々が刻々を色を変えていく。尻屋の晴れた夜明けの海は素敵だ。

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近くに泊まる必要があるが、このあたりには、宿泊施設もそこそこある。そして、その時泊まったのは、尻屋崎ユースホステル、今はもうないが、夜にはイカ釣りの漁火を臨むことができた。

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