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音楽批評 TSUKEMEN ライブの感想

最初は思ったんだ、あのウィーンの大ホールでライブしたには、軽すぎる名前だ。これラーメンのカテゴリーだろ。

入った会場は、メンバーと同世代から親世代の女性ばかり、、男はその他家族連れのオマケみたいなもの。あー、場違いな場所に来たー、とも思った。

家族連れの成り行き上、握手会まで参加した。男は自分だけ、、イイのか?

メンバーの手はがっしりして大きかった。とりわけピアノのSUGURUなんて、ほぼ武道家である。以前、柔道5段体重120キロの人物と腕相撲したことを思い出した。握った途端、「参りました!」って感じ。この感覚は男どうしだから分かるものだ。彼には別途、お礼を言う必要がある。娘(このときヴァイオリンを背負っていた)を励ましてくれたことだ。

あのすさまじい演奏を奏でる手とは、こういうものだった。どれほど練習したのだろう。

それにしても、ヴァイオリンなんて繊細な楽器が、あれほど激しい演奏に耐えられるものだとこのライブで知った。

超絶技法の連続である。しかし、スピーチで練習の苦労なんて片鱗も臭わせない。ひたすら観客を楽しませること、音楽によるもてなしに徹してくれた。すがすがしい暴風のようなライブである。

で、ネーミングに戻るけれど、結局、これでいい。輸入音楽であったクラシックが、日本で独自に昇華された背景を語りうるものだからだ。わざわざ外国語で名付けるとしたら、むしろ興ざめだろう。

注目すべきオリジナル曲も数あるが、ヴィヴァルディの四季から夏。これが一番印象に残った曲だ。それなりに耳にする曲なので、比較上彼らの音楽の位置がよくわかる。

この曲は夏の嵐を題材にしているが、華麗で大胆かつリアル。リアルとは、ヴィヴァルディがかつてその目で見た嵐の光景を幻視で見ているような感覚にとらわれるということだ。

このユニット、お勧めである。

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