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教養の宗教学 その4 元旦の日の出

今年は太平洋側でも雪が降るような天候だった。なので、元日の日の出を観に行ったとか、そんな話題は乏しかったようだ。

この習慣は、素朴な太陽信仰に基づいている。日ごろは、日の出なんて気にしない人でも、元旦なら少しは有りがたく感じるものだ。

小泉八雲、ラフカディオ・ハーンは、明治時代の日本人について多くの記述を残してくれたが、毎朝太陽に向かってかしわ手を打つ人たちに感銘を受けている。

当時は、毎朝日の出を拝む人も多かったのだろう。

「日月無私照」って言葉がある。太陽は、誰にでも光をもたらす有りがたいもの、普遍的な恩恵だ。日ごろからこういった恩恵を受けているという生活感覚は、倫理観と密接に関連していると推測する。

朝日を浴びながら悪いことしようなんて人は、なかなか想像できないじゃないか。

ところで、イスラム教徒なら、日の出ばかりでなく、日没も礼拝の時間となる。だからといって太陽を拝んでいるわけではない。太陽を含め、世界は神の創造物なので、太陽そのものを拝んだら重大な違反だ(多神教になってしまう)。

一神教とは、そういうものである。ここから始まる世界観の違いは、歴史とか、文化とかを語るうえでとても重要になる。

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