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勇気と障害、ある鳩の生き方

「ゆうきのはとさん」と、娘はその鳩に名づけた。以下、エピソード。

とりあえず餌やり禁止のない公園、少しばかりのパンくずを持って行く。

娘は、身近にパンくずを置く。間近に鳩を見たいからだ。前にも記事にしたが、鳩にも個性がある。人間が怖くて近づくことができないタイプもいれば、手のひらから餌をついばむ強者もいる。

そいつは彼か彼女か知らないが、もっとも大胆な鳩だった。鳩の群れの先頭で悠々と餌をついばんでいた。

ふと見ると、足の様子が酷い。先天的か、後天的か知らないが、半分溶けたようになった足だった。生きるうえで、不利になっていることは明白だろう。歩く様子も痛々しい。

だから隅っこに生きるかって、そんな選択はしなかった。正面切って人間に対峙する生き方を選んだ、いや、だからこそ生きていると、その結果を称賛しよう。

特に若くて五体満足な鳩たちは、一番遠巻きにおこぼれが飛んでこないか、わらわらこっちを見ている。この連中は、何かと食っていく上で有利だからあえてリスクを取らない。

「ゆうきのはとさん」に対し、障害で逆境なんて言い方は失礼だ。逃れようのない現実に、合理的な選択をしたのだ。けど、どうしても感情移入をしてしまう。新年早々、鳩に勇気ってものを教えてもらった。

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