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教養の宗教学 その2 妖怪ウォッチ劇場版

この映画は雑多なコンテンツが山盛りなのだけれど、最初の部分、微かな伏線があって、最後に判明する。この流れはシャープである。

以下、かなり抽象的に書くけれどネタばれ的なので、映画をご覧になる方は注意。

日本に伝統的な宗教がある。それは、神道や仏教といった明確な形になったもの以前の、土俗的なもの、祖霊信仰だ。

そこに、西欧やイスラムの一神教の文化とは、明らかな一線がある。

そして祖霊は、今ある世代を護ってくれることもあるが、祟ることもある。だから(ここがポイント!)、妖怪には良いものもあるれば、悪いものもある。

ケータくんは、宝物を失い、また改めて宝物を手にする。ただ戻っただけではなく、この返還は、今ある自分を命の流れの中にある自分として認識することを知る。

命のリレー、以前このブログの中で使ってみた言葉だが、その象徴は妖怪ウォッチであった。

エンディングは、当然!あのバカっぽく楽しいダンス、ゲラゲラポっだけれど、テレビで見慣れたフミちゃんと、もう一人の昭和な女の子が並んで踊るシーンがあった。この演出にはぐっとくるものがある。

ただし、、この映画平たくいえば悪の妖怪退治なのだけれど、日本の祖霊信仰的には、祟りには鎮魂とすべき。悪への一方的な殲滅は一神教的だと思う。

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