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2014年11月

東京外国語大学に行く(大学祭の感想)

学生に、はっきりアイデンティティと表現力がある。これが第一の感想。ある意味、音大に近いものがある。特定の語学が、特定の楽器に相当するような。

つまり、学生それぞれが、世界の特定地域の言語とその文化背景に通じているということだ。調べたところ、外国語学部が、言語文化学部と国際社会学部に再編されたが、制度的にこの基本は維持されている。

一口に万博みたいな学園祭である。一般の大学の学園祭でたこ焼きとか、焼きそばに相当するものが、北アフリカの料理だったり、中央アジアのそれだったりする。

東欧系の喫茶店では、バラライカとドムラ(いずれも弦楽器)の演奏があり、ルーマニアの赤ワインが飲めたりする。

食物中心の中央広場は1年生主体だが、2年生は室内ホールで言語別の劇を演じる伝統らしい。

そして、ありがたいことに、世界の遊びとか、工作など、世界の地域文化で子どもが楽しむ企画もあった。

このブログとしては、ケルト物に少し期待していたが、張り紙上、なんとか一つ企画があった(この日ではなかった)。グループ名はRockwell Pipers だったかな。バグパイプ主体だが、ゲール語の歌謡やフィドルの演奏もあったようだ。

会場の管理も良かった。ゴミ集め分別ブースでは、常時担当の学生たちが地道に作業していた。この裏方さんにこそまず感謝。

Photo

この大学は意外に広い。武蔵野の面影を残した森もある。巨木が葉を散らし、差し込む秋の夕日が美しかった。子どもと想い切り走ってみた。落ち葉の感触が忘れられない。

以下、個人メモ

チェコのジャガイモ料理/Bramborák 自分でも作ってみようか、、

韓国の組み紐細工/メドゥプ 忘れないうちに子どもともう一度作ろう。

ラテン語の世界 その26 ロゼッタとフィラエ

つまり、欧州宇宙機関(ESA)の彗星探査機(Rosetta)とその着陸機(Philae)のネーミングのこと。

ロゼッタって、あのプリキュアの一人、キュアロゼッタか。そんなことはない。これは、世界史の最初のあたりに出てくるロゼッタストーン/Rosettastoneのロゼッタであろう。ちゃんと綴りを確認するとこの情報にたどりつくことができる。

これは、エジプトの地名だ。

Rose+なんとかは、バラにちなむ単語に多い。女の子の名前にありそうだけれど、語源的に別物だろう。

で、フィラエ、いかにもかわいげなラテン語(女性名詞)?。確かにラテン語の辞書にもある。ナイル川の中州の島とある。またまたエジプトの地名。

宇宙の謎どころか、ネーミングも謎めいている。

島?ここは、古代エジプトの神殿がある。その主神は、イシス。これがヒントなのだろう。

この女神は、エジプト限定ではなく、エジプトを滅ぼしたローマ帝国でも神として受け入れられたそうだ。

処女のままホルス神を身ごもった、とされる点で、聖母マリア信仰の原型でもある。別名「星の母」、やっと宇宙が見えてきた。

フィラエの神殿ではないようだが、こんな銘文が伝えられている。

「わが面布を掲ぐる者は語るべからざるものを見るべし」。

まさに真理の探求である。だから探査機か?だんだん辻褄合わせになってきたぞ。

これに比べ、日本の探査機、ハヤブサはわかりやすかった。

このあたりを調べだすときりがないが、少なくとも重要な視点として、地中海世界がある。

この探査事業はヨーロッパ文明の成果みたいなもので、その源、ギリシャ、ローマを意識するならエジプトも関連するわけか。

視線の心理学 その2 察知の能力

どこの街でも、自閉症の人や統合失調症の人がいる。それぞれ症状に加え個人の特有の行動があって何気なく視線を向けてしまうことがある。

自閉症の人は、人の視線に気づくことがない。だから自閉なのだ。しかし、統合失調症の人は、時に鋭い。ギンっと視線が合ってしまい、失礼しましたってことになる場合もあったりする。

盛んに独言していて、一見自分の世界にいるようでも、一種の鋭い勘のようなものが働いていると感じる。

「勘」と表現したけれど、この言葉には超常的含みがある。

こんなことがあった。

刑事施設で集団カウンセリングの見学をしたときのことだ。

研修生の一団は、物理的に外から全く見えない仕組みで見学していたが、カウンセリングを受けている一人が、席につくなり「沢山の人に見られている気がする!」と騒ぎ出した。

「まあ、まあ落ち行け」って言われ、カウンセリングは進行していたが、彼がどうして察知できたか、これは通常の「科学」を超えている。

研究するなら、「超心理学」の分野だろうけど、参入には勇気がいるかも。大学の卒論ぐらいなら受容可だろうか。関連する論文とかずいぶんキワモノだろう。

(2014.11.09追記)

11月8日、日経記事(朝刊)によると、大阪大学の研究者がと京都大学と協力し、新たな統合失調症の判別手法が開発されたという。その着目点は、特有の視線の動きである。

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