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日本とイスラム 中田考氏のこと

昔、昔、若き日の中田氏が留学先から一時帰国したので、お話を聴く機会があった。道すがら、その姿に感激して話かけてくる外国人が印象深かった。なぜなら、イスラムの正装をしていたからである。

この日以来、お会いしていないが、このサイトのイスラム関連の記事は中田氏に負うところが大きい。そして、事件が発生してしまった。

イスラム圏は、世界の四分の一であるにも関わらず日本人にとって疎遠な世界であるが、今や無視できない存在である。大学の食事もハラル認証が課題になりつつあるし、国際的な金融も、イスラム法を取り入れる必要性に迫られている。

また、歴史的にイスラム圏と確執のある欧米に比べ、日本は優位な位置にあるといえよう。

しかし、この世界に深く通じた人脈はあまりに限られている。その意味、中田氏のような人は、重要だ。

が、イスラム国の戦闘員志願の学生に付き合わされ、当局の事情聴取を受けるなんて事態は残念である。

この学生、1年、2年のうちに、どの道自殺する予定なので、戦闘員(まるで特撮ヒーローもの)になってしまおう、なんて動機らしいが、あまりにマジメな対応である。これも立場、というもの?

この朝、通勤電車で見かけた学生は、印象的だった。彼は熱心にアラビア語の勉強に励んでいたから(まさか、戦闘員志願ではなかろう)。

日本の未来の国益は、このような地道な努力に励む若者が担っている、と、僕は考える。

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