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北海道紀行 その3 野付半島へ行く、オジロワシの羽音を聴く

それは、国後島に向かって伸び、海流が美しい曲線を形づくり、遠浅の入り江を内側に抱き込んだ巨大な砂嘴(さし)。

北海道の自然景観を求めるなら、僕ならここを第一に挙げたい。もちろん、壮大さなら、この北にある知床半島に及ばないが、観光的に濃密なコンパクトさならここだろう。かなり先端まで、道路が通じている。馬車に乗ることもできれば、歩道も充実している。

ハナナスなど北海道を代表する花々の原生花園、オジロワシの飛行、エゾシカの群れ、浅瀬に憩うアザラシたち、短い時間でも、これだけの情景を観ることができた。

この写真はクルーズ船からアザラシ。足をあげるポーズがくつろぎの姿勢か。

後ろにサギが立っているので水深が分かる、ここが彼らお気に入りの浅瀬スポットのようだ。海の中は、びっしりアマモが生えている。そこは、名物、ホッカイシマエビの棲家でもある。海が浅いこと、そしてアマモを守るため、ホッカイシマエビの漁は帆船(打瀬舟)を使用している。

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砂嘴、これが自然環境の要点。本来、海流が造った長い砂の堆積である。だから、陸地としては実に心もとない。実際、地盤の沈下も進行しているそうだ。

特にその内側は、海と陸地の境界が判然としない微妙な領域。つまり、広大な湿地になっている。訪れる水鳥も多く、ラムサール条約認定の湿地である。

かつての森が海水に侵食され、森の墓場となっている場所もある。これが見所のトドワラ、ナラワラだ。このトドとは、トドマツで、ナラとはナラ(楢)の木のこと。

この写真は、トドワラである(ワラ=原、か)。満月の夜には、ここに幻の森が出現する、、って僕の創作伝説。まことしやかに広めてここを宣伝してください。

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地元、別海町のパンフレットのコピーは、「日本東端のべつ・せ・かい」とある。お分りのとおり、別海と別世界をかけた表現。

僕はこの町も好きになったので、ウェブもリンクしておこう。

http://betsukai.jp/

このHPの右下にご注目。人口、牛の数!、そして魚の数!! まで記載されている。なにしろ、酪農と漁業の町である。

別海人の自慢の種は数あるけれど、東京人へのキメせりふは、「東京23区より広い別海」である。

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