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バイオリンとティンホイッスル

うちの娘は、鈴木メソードでバイオリンを習っているが、ようやく教本のバッハのメヌエット1~3までたどり着いた。正確にいうと、バッハ作曲は推測で、バッハ?と教本にある。

そこで、僕がティンホイッスルで合奏してみた。アイリッシュ系でクラシックするのも面白い。

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やはり、笛は調の問題が大きい。特にティンホイッスルは、調に応じて楽器をD管とか、C管など楽器自体を使い分けるのでよく分かる。

それに比べ、音階が固定されていないバイオリンは格段に融通が利く。裏を返せば、その分操作の難しい楽器なのである。

たとえば、習い始めは、先生が指で押さえる場所に色つきテープで印をつけてくれたりするが、これがなくなると全くの手探りだ。笛のように所定の穴はないから。

あと思うのだけれど、メヌエット、すなわち舞曲の様式ということ。

通常、クラシックは、聴くものと理解されているが、バッハの時代は、メヌエットは文字通り舞曲だったのだろう。こんなことを考えるのは、アイリッシュとの比較を意識したからだ。

当時ダンサーを意識したそれらしい弾き方もあったに違いないが、譜面上の表現の域ではなかろう。

一方、アイリッシュ(アイルランド音楽)は、かなりポップス化しているとはいえ、ダンスを意識した音楽である。譜面にはないが、ダンスの様式に合わせたリズムや間の取り方がなくてはアイリッシュとはいえない。

現地の音楽家が来日し、ダンスに合わせる機会があったとき、日本のアイリッシュ・ダンサーたちが改めて本物を認識したことはこの点だった。

大げさにいうと、特定のダンス様式に身体感覚を覚醒させる音楽のあり方。ただし、アイリッシュでメヌエットはかなり例外だけれど。

ところで、写真の楽器を説明すると、

バイオリンは、鈴木バイオリンで子ども仕様、大きさ3段階で一番大きなもの。

ティンホイッスルは、ティン(=錫)製ではないが、木製(ローズウッド)、製作者グレン・シュルツである。

日本でも普及してきたマイケル・バーグの金属製ティンホイッスルのように、高音域のキレはないものの、温かみのある音が持ち味だ。

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コメント

合奏するとき調律する楽器はバイオリンだけでしょうか?feadógも調律可能なちょっと高価なタイプなんでしょうか?

楽器の調律のしかたは楽器ごとにやり方が違うのがひとつ、更に重要なことは慣れないうちは同じ楽器同士でないと合わせるのに苦労するというのがあります。
たとえばティンパニを他の合奏楽器と合わせる時、低音の出せる他の楽器がいてくれてもすぐばっちりのためには修行が必要だったり。

はい、お答えします。
ホイッスルの場合、接合部分の長さで簡単に調律できます。これは、ごく一部のメーカーを除き可能です。
ごく微妙な音のずれは、息の強さで対処しますが、通常そこまでしません。
バイオリンの調律はもっと難しいので、調律はホイッスル優先ですね。

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