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北海道紀行 その2 イランカラプテ

これは、アイヌ語の「こんにちは」、そして元の意味は、「あなたの心にそっとふれさせていただきます」と、される。

挨拶の表現は、言語によってさまざまで、その意味の背景も奥深いものがあったりするけれど、アイヌ語の場合はとりわけ深い精神性を感じる。「呪力」すら感じるほど。

この言葉は、北海道観光のホスピタリティを表現するものとして、特に普及が図られている。

http://www.irankarapte.com/index.html これは、そのキャンペーンサイト。

けど、、、この短い言葉の中に、”あなた”とか、”心”とか、”触れる”とか、どこにあるのだろう。と、考えると言語学の深みにはまってしまう。

現地で正統なアイヌの人に尋ねてみた。すると、これは、部分に分けられない一つの言葉だという。なんと!

もちろん、もっと長い文の一部という可能性はある。日本語の”こんにちは”だってそうだ。

でも、アイヌ語自体、そもそも文法的にコンパクトにまとめる傾向のある言葉らしい。

調べたところ、この傾向、言語学上は、抱合語とされる。その特徴は、主として動詞に多数の意味的、文法的単位が複合して、一つの文章に相当する形になるうること(らしい)。

なかなか実感がわかないが、未知の言語に接触した知的感動が湧く。さらに言えば、アイヌ語の痕跡が、本州以北の地名に多く残されていることを考えると実に興味深い。

同じく抱合語として、関連するものは、北米のネイティブ・アメリカンの言語、イヌイットの言語らしい。僕にとって、壮大な未知の言語世界だ。

以下、余談である。

ノンノ/NON-NO、ってファッション雑誌がある。かわいい語感がそれらしいけど、これ、アイヌ語の”花”らしい。

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