« 脳科学について その5 妖怪ウォッチと裁判員 | トップページ | ショウリョウバッタとお盆 »

宮古島紀行 その14 墳墓

お盆である。今日の日経の”春秋”には、東日本大震災後、「人々が真っ先に再建したものは失われた命の居場所だった」とある。それは、真新しい墓石の群れ。今頃は、多くの人が手を合わせているに違いない。

死者への向き合い方、それは重要な文化。この文化を失うことは、野蛮、と僕は感じる。東京あたりでは、墓なしで亡くなっていく人がとても多くなっている。墓があればいいわけではないけれど、葬送の文化自体がなくなっていく、これが無縁社会の一つの形だ。

でも、宮古島ならまだまだ有縁社会が健在だ。だから墓へのこだわりは相当なものがある。地元の新聞広告を見て驚いたこと、それは、墓のニューモデルの発売だった!

そのニューモデル、撮影まではできなかったけれど、以下、宮古島の墓を探訪してみる。

Photo

まずは、一般庶民から。これは、モダンタイプの破風墓の墓地。どれも比較的新しく、お墓のニュータウンといった趣。

Photo_2

次は、歴史的風格のある大きな亀甲墓。一族で管理しているものだろうか。新しく入る人がいるたびに、入り口を壊し、また固めるのだろう。中央の新しいモルタルがその証拠だ。

Photo_3

そして、観光ガイドにも記載された首長級の墓。まだ”現役”と聞いたことがある。とすると、その子孫が葬られることがあるのだろうか。

死者に配慮することは、新しい命にも配慮することだと思う。人の命は本来つながっていくものだから。それもあってこの島の出生率は高い?

持続可能な社会って表現、それは環境保護とかリサイクル運動の関連で語られるけれど、第一に人がいなくては成り立たないじゃないか。

その意味で、この島の風習には大いに学ぶべきものがあると思う。墓の話題から始まったが、最後に結ぶ言葉は、この島の子どもたちに幸あれ、である。

« 脳科学について その5 妖怪ウォッチと裁判員 | トップページ | ショウリョウバッタとお盆 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 宮古島紀行 その14 墳墓:

« 脳科学について その5 妖怪ウォッチと裁判員 | トップページ | ショウリョウバッタとお盆 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ