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ラテン語の世界 その23 挨拶、さようなら

ラテン語の世界は、ほぼ文献の世界なので口語表現を知ることはほとんどできない。でも、かろうじて「さようなら」なら、ご紹介できる。

日本語で、さようならは、「左様なら」だ。極端な省略である。”状況上、左様なら(そういうご都合なら)、お別れしましょう”、なんてニュアンスだと思う。もっとくだければ、「じゃあね」。

でも、「お元気で」といえば、その場に緊張が走るかも。もう会えないかも?って含みもある。

どちらかといえば、ラテン語は、後者に近い。

相手が、一人なら、Vale/ワレー 、複数なら、Valete/ワレーテ。

(Vは濁らない)

これは、派生的な表現である。

Valensなら、健康な、力強いの意味だし、Valentiaなら、体力、能力そして勇気、の意味もある。反対に、(長いけれど)、Valetudinarium は病院だ。

だから、Vale、Valeteは、もともとお元気で、の意味。これがさようなら、である。

思うのだけど、ぬるい日常にひたっていると、こういった感覚が薄れてしまうのでは。

人生のいいことって、予測しやすい。しかし、悪いことって、いきなりが多い。

ついでに、ゲール語も。

Sla'n/スローン これが、”さようなら”。もとの意味は、安全、健康 である。

これなど、お互い、厳しい現実を生きる人たちの祈りの気持ちを感じる。

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