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2014年4月

子どもの柔軟性、心と体

最近のテレビ報道から。

子どもの体の柔軟性が大きく損なわれつつある、って話。これは整形外科的な意味合いから問題とされるが、僕的には、こころ的に大いに相関があるのでは、と考える。

身体運動のぎこちなさが、こころの柔軟性にも関連するとすれば、これはさらに大きな問題を持つはず。

人工的に規格化された遊びの最たるものは、電子的なゲームだろう。小学生が公園の一角に集まり、背中を丸め、あーでもないこーでもないってそれぞれゲーム機を操作している。これがいまどきの公園の遊び(小学生)の主流になりつつある。

幼児たちは好き勝手に飛び回って、仲間で遊びを開発しているけれど、年代が異なるとこうなる。この事実、親的にはゾッとする。

この世界って、本当に不確実性に富んでいる、だから面白い反面、生きていくうえで、とまどい壁にブチ当たるわけ、そこで問われるものは、こころの柔軟性ではないかなぁ。

大学生の就職活動の服装、、この画一性、なんてキモイんだろう。そして面接担当者をがっかりさせるマニュアル化された応答。これもこころの柔軟性の問題か。

そこで僕は意地悪な想像をする。

就職試験の課題。いきなり!「自分で音楽を選びそれに合わせてダンス(パフォーマンス)せよ」。

硬直するヤツとか優雅に身体表現するヤツとか、壊れちゃうヤツ、お笑いに逃げるヤツ、泣いちゃうヤツとかいろいろだろうね。

とにかく、「自分ってものを見せてみろ」ってわけ。

まじめに言うけれど、創造性、自己表現力、対人ストレス耐性、行動力など重要な指標が査定できると確信する。

ひいては、(いまどきの企業が大好きな)グローバル性が見えるだろう。

アナと雪の女王 その6 トロール(Troll)

登場する印象深いキャラクターとして、陽気で友好的なトロールたちがいる。この物語は創作されたファンタジーなのだけれど、ある意味彼らだけは、”リアル”である。

このリアルの意味は、”実際の”伝承上の存在という意味で。

そのプロフィールは、

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北欧に伝承された妖精の一種で、独自に社会を持ち、太陽の光にあたると石に変わってしまう弱点を持つ。

必ずしも人より小さめというわけでもなく、巨人型もある。

北欧の文化に近いスコットランド、シェットランド諸島では、トロー(Trow)と呼ばれる。

伝承に関する限り、人間に友好的ではない。

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おそらく、最初に物語のキャラクターとして取り上げた作家は、J.R.R.トールキンか。まぬけな巨人って感じで、「指輪物語」では、石に変えられたまま笑いものになっている。

まぬけな巨人、この路線に沿ったものが、ハリーポッター。気の毒なほど、トロそうな登場の仕方だ。

画期的な主役採用は、トーベ・ヤンソンによる。あの、ムーミンだ。カバではないよ。

で、アナと雪の女王。

こっちは、普段は石に化けているって設定。これがサプライズ効果だ。確かに、石にちなんだ妖精なので、うまく応用しているように思う。

また、良き人間にとって、頼れる仲間たちという設定で、いい味出している。

幼児の経験世界 良いアウラ(AURA)を持つ子ども

通勤電車の中のエピソード。これからハイキングにいくモードの祖父母と幼い姉妹が乗車する。4人分の座席が空いていない。

で、おじいちゃんは立ったまま。下の孫娘は、まだ3歳くらいなのだが、席を替わって譲ろうとする。おじいちゃんは座ろうとしないので、「すわってよー」と、足にしがみついてねだっている。

(なかなかの共感性)

そしてあきらめて、外向きに座る。電車は鉄橋に差し掛かり、川を渡る。

すると、「おさかなさんいっぱいいるよー」と水面を見て歓声を上げる。

(命あるものに対する感受性、観察力)

電車の中はなごやかな雰囲気。

(この子はできる子だと、思った)

ラテン語の世界 その22  ロタウィルスで応用編

うちの娘が激しい下痢とおう吐に襲われ我が家は大混乱、病院で点滴を受ける羽目になった。感染性胃腸炎である。

病原の特定はされなかったが、ロタウィルスの可能性が大きい。

この名前は、そのままラテン語2語である。Rota Virus。

Rota:車輪 、Virus:毒 となる。毒車輪なんてコワいが、車輪というのはその形を意味しているそうだ。

Virusを英語読みするなら、ビールスだけど、日本では正しいラテン語読みが定着している。正統な医学用語として入ったからだろう。

で、Rota なんだけど、これを語源的にザくっと押さえておけば、英語を含めその意味を推測したり、単語を覚えやすくなったりする。

つまり、意味を感覚的につかむことができる。Ro、Rot が語頭にあるなら、丸いとか、回るとかに関連づけられることが多い。round,rotary,rotete など。

また、日本人が間違えやすいRとLの違いも意識することができる。

宝くじのロトがなんでロトかといえば、数字がぐるぐる回って当選番号が表示されるようなイメージなのか?Roto?

ダメ、考えすぎ、英語の辞書では、Lotto である。

語源はLot で引くと判明。”くじで使った小枝、割り当て”がもとの意味とある。転じて、ひと山とか、ひと組。

中学英語の、a lot of の意味が初めて感覚的に理解できた。ドサッと山が一つだから”沢山の”。

ところで余談。

ロトは知らないが、一般の宝くじの当選者への”Lot(割り当て)”は50%くらい。ギャンブルとしてはかなり低い。

アナと雪の女王 その5 歌詞と心理表現

つまり、主題歌、Let It Go の歌詞について。

これ、非常に内向的、鏡の中の自分に語りかけるような歌詞で、だからこそウケる。と、感じている。

率直にいうと自己愛なんだけど、とても共感できる状況設定があるから、多くの人に感じるものがあるのだろう。

心理表現として、見事な詩と感じる。その特徴は、といえば、”力動的記述”。先の記事にも書いたけれど、精神分析的な力の抑圧や解放、投影のイメージが鮮烈に表現されている。

"The wind is howling like this swirling stom inside"

"Couldn't keep it in"

風がうなっている、私の中の渦まく嵐のように

もう、抑えられない

画面の中ではエルサが力なく歩いている、しかし、エルサの中に抑え込まれた情念の力が暴走しそうになり、それは吹雪に投影される。

"Turn away and slam the door"

扉を回せ、バタン!と閉めよ

過去という拘束が切断される。

"It's time to see what I can do"

"To test the limits and break through "

時が来た。確かめよう、私に何ができるか

知りたい、力のすべて、それを超える更なる力

そして、自分が何者かを知る力が溢れ出す。

"I am the one with the wind and sky"

私は全きものとなる、風や空とも一つに

これは神秘的な合一感の表現。自我が溶け出し世界との境界がなくなっていく。精神分析的にいうと、自我境界の希薄化。

"My power flurries through the air into the ground"

"My soul is spiraling in frozen fractals all around"

"And the thought crystallizes like an icy blast"

"I'm never going back,the past is in the past"

私の力よ、空と大地を貫き吹き抜けよ

私の魂よ、氷の破片となり世界を回れ

この思いは結晶となろう、凍りつく旋風のような

もう帰るところはない、過去は過去に過ぎた

画面上では、エルサが決然と足で地上を踏み、氷の宮殿を創造するシーン。その力の具現化である。ビジュアル的にも圧巻。

原文では、4行ともはっきりと韻を踏んでいる。これは翻訳では表現できない。

groundとaround、blastとpast。

この効果は、高揚感をよく表現していて、原文で歌うことで発揮される。

"And I'll rise like the break of dawn"

闇から暁が生まれる、それが新しい私。(かなり意訳かな)

これでエルサは、本当の自分に成れた?それに答えたらネタバレだ。

ところで、このアニメはかなり意表をつくオープニングシーンがある。

そこでは、民族調の歌が歌われるが、その歌詞をよく注意すると、重要な伏線が隠れていることに気が付く。

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