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所作と幼児教育、そしてバイオリン

新聞で見た本の広告のこと、「禅が教えるほんものの生活力」って本だ。その説明に、「無駄のない理に叶った所作は心も調えてくれる」とある。で、所作。

社員教育として、「雑巾がけ」から始まる清掃活動なんてものも注目されているけれど、それは保育園など最初の社会生活のマナーから始まっていると思う。まさに所作の基本。

たとえば、元気な挨拶って、「挨拶」自体元は禅の言葉だ。それは非常に形式的なものであるけれど、見る人が観れば、千差万別の内面的自己表現かも知れない。

(このブログの常として)話が大きくなるけれど、慶長遣欧使節団。つまり、日本とヨーロッパ交流のさきがけだが、先方では至って評判がいい。

その一つの理由として、「立居振る舞いの洗練」があったとどこかの本で読んだ記憶がある。言葉はろくに通じなくても、その心のあり方は通じたわけだ。

言葉を換えると、「所作とは一級の教養」といえる。

ところで、うちの保育園のクラスでは、子どもの年齢的なこともあって父兄の間では、「そろそろ習い事」とか、気になっているムード。

確かに、それは重要だろうけど、特技を本当に生かすのは所作の裏づけあってこそ、とも思う。

うちの娘は、バイオリンを習っている。子どもの習得能力の高さはすごい、でも、本当によかったと思うことは、親子間では学べない、師弟関係のマナーを身につける機会があったことだ。

また、奏法、バイオリンの扱い方などこれはまさに一連の巨大な所作の体系。

バイオリンとは、恐ろしい楽器だ。数百年形が変わらず、同様に習得方法も厳格な型があるようだ。

「自分らしさを大切にする」現代の風潮とは真っ向対立する?

左利きの子どもは、弓を左手で持ってもいいか?

いや、個性をウリにするプロ奏者も、最初にたどった道は同じだったはず。

そして、注意事項、子どもは親の所作もコピーする。これが一番怖い。

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