« メリダの森の歩き方 その1 ハイランド | トップページ | 消えた湿原とサギソウ(Habenaria radiata) »

メリダの森の歩き方 その2 父ファーガス

このアニメが良くできている点の一つは、お子様ばかりでなく、その親にうけることも配慮していることだ。

俗にいえば、縁談を蹴飛ばす娘に翻弄される両親の物語、そのものでもある。親としては身につまされる?

この母と娘の確執なんて、まさによくある話。女どうしだから、根が深かったりする。

メリダの父は、ファーガスという。豪放そのものなのだが、意外と細やかな気遣いがあったりして。

メリダへの対処に悩む妻(エリノア)相手に、ロールプレイまでしている。カウンセラーの役割だ。

ところで、ファーガス(FURGUS)って名前、ゲール語由来だ。意味を分解すると、Fear/男+Gus/気骨のある、勇気のある となる。

スコットランドではよくある名前なのだが、そのキャラにうまく整合させているわけ。

僕的に、父親視点から、思い入れの深いシーンがある。

ハイライトシーンだが、メリダの放つ「運命の矢」の場面。

恐ろしくリアルな描写は、引き絞られた矢の矢羽がメリダの頬をかすめ、血のにじみの直線を描く様子だ。

このシーン自体極めて劇的なのだが、伏線が最初にある。

それは、父がまだ幼いメリダ(うちの娘に重なる)に、母の反対を押し切りおもちゃの矢(かなり本物だが)をプレゼントする場面。さっそくメリダは射撃に興じるが、父は、しっかり頬まで引くことを教示する。

つまり、成長したメリダは(いつもは親の言うことを聞かないわがまま娘だが)、この教えをしっかり守って自らの運命を切り開くわけ。

以下長い余談、

うちの娘は、保育園のお友達兼、暴力小僧たちのイジメにしばしば遭っている。そこで、護身術のトレーニングをすることにした。

あまり本格的に仕込むと、お友達の腕をへし折りかねないので、そこは幼児向けに。

先日保育園にお迎えにいくと、やってるやってる、うちの娘は、パンチ攻撃の連続を跳ね返していた。なかなか、ぐっとくるシーンである。

昨夜も新しい技を仕込んでおいた。今日も立派に人生の戦いを演じていることだろう。

最後に一言、このアニメの原題は、実にシンプル。「BRAVE」である。

« メリダの森の歩き方 その1 ハイランド | トップページ | 消えた湿原とサギソウ(Habenaria radiata) »

ケルト文化圏」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メリダの森の歩き方 その2 父ファーガス:

« メリダの森の歩き方 その1 ハイランド | トップページ | 消えた湿原とサギソウ(Habenaria radiata) »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ