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ラテン語の世界 その14 性格と語源

大学の心理学科などで、人格理論などを学ぶ際、「パーソナリティ(Personality)の語源は、Persona、仮面である」、とか最初の講義だったりする。

今改めて、ラテン語の辞書を引けば、そのとおりだ。

この意味の変遷を考えると、あたかも仮面をつけ、社会の中でそれなり役を演じていると、そういう性格になっていく、ってニュアンスがくみ取れる。

つまり、「性格は社会の中で作られていくものである」、というそれ自体、性格理論である。

一方、「あの人はこんなキャラ」、って若者言葉的表現だが、これは性格を表す英語で「Character」が元になっている。

Characterは、そのままラテン語である。意味も、「特徴、特色」とか辞書にある。

ただし、キャラクテル、と読むはず。

それはどうでもいいが、関連語も探ってみると「Charaxo/銘する、刻みをつける」なんて動詞がある。

とすると、個人の特徴としての「性格」なのだが、ニュアンス上、パーソナリティとの違いがはっきりするだろう。

キャラクターの方は、仮面のように替えられるものではなく、その人に刻印づけられたもの、って意味合いもあるのだろう。つまり、生まれながらに決まっている特徴。

もちろん、この視点の違いは、どっちが正しいともいえず、比重の問題と考えることが妥当だろうけど、その比重につき、人への関わり方、人間観的に重要なものだ。

たとえば、人を裁く、裁判員になったら、、、この視点の違いは量刑に重大な影響を与えることは間違いない。

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