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ラテン語の世界 その13 シンデレラと家の神

シンデレラ(CINDERELLA)、別名灰かぶり娘。彼女は、なぜ特別な力の援助を受けたかって、それは別名がヒント。

英語でCINDERは「燃えかす・灰」だ。元をたどれば、ラテン語のCIN‥‥。灰に関する言葉は、CINで始まっている。たとえば、CINEROSUS、灰でいっぱいの、とか。

灰かぶりで惨めだったから、報われた?いや、さらに一ひねり。

辞書で見つけたこんな言葉がある。古代ローマの家庭と炉の神「VESTA(ウェスタ)」。女神である。

家事にこきつかわれ灰にまみれたシンデレラを救った妖精の原型がこれなのだろう。

神→妖精?これは格下げされたからだ。よく知られた世界史の知識からすると、古代ローマでキリスト教が広まり、最初は弾圧されるわけだけれど、やがて国教に昇格する。

キリスト教は一神教だから、それまでの神々は信仰の対象から排除されてしまう。で、妖精とかよくも悪くも魔力を持ったものになっていくわけだ。

日本の民話、民俗でも、竈の灰が特別な力をもたらす、みたいな話があったように思う。こういった共通感覚を探してみるのも面白い。

もう一つ古代ローマの神様を挙げるなら、「LAR(ラール)」。これは家庭の守り神。これを祀る「LALARIUM」は、まさしく神棚である。

ところで日本の建売住宅なんか見てると、こういった神様たちの居場所って、ない。これって「合理性」を”信仰”する結果。ある意味、貧しくもあったりして。

シンデレラの話は、シンデしまった?あー、くだらない?けど、ラテン語でCINISは、灰の意味のほか、墓の意味もある。

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