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ラテン語の世界 その12 太陽と信仰

ラテン語でとびきりの言葉を一つ挙げるとすれば、僕は、Solifer(ソーリフェル)を提案する。

”太陽をもたらす、東方の” の意味だ。

語頭の”Sol”これが太陽そのものの意味。今なお、ソーラエネルギーとかなんとか、この言葉がとかく活用されている。

とにかく、太陽が出ることはありがたいので、その方向も重要だから、”東方”はありがたい方向である。

この古代的感覚は、日本という国名にもそのまま反映されている、と考えれば、古代の英知にふれたような気になる。

ところで、この時期、大学とか新入生の「オリエンテーション」が重要なのだが、これはそもそも方向づけるという意味だ。

ラテン語で、東は、”Oriens”。これが、オリエンテーションの語源である。

Oriensには、太陽神の意味もある。って、考えると、方向づけるとは、本来東に方向づけることで、それは特別な意味を持ってるらしい、と分かる。

これが端的に表現される場面とは、教会建築の様式らしい。日本のキリスト教教会はこだわっていないようだが、正面を東に向けることが基本のようだ。

イメージ的に、朝のミサなんかが執り行われて、正面から入った太陽の光が祭壇に投射される、、なんていかにもありがたい演出である。

旧約聖書には、月とか太陽とか、天体を崇拝することを戒める記述があるようだが、でもこのような形で古い太陽神崇拝の痕跡が残されているのでは。

マニアックな話はさておき、朝日を浴びるご利益(健康管理)は、例の脳科学だって薦めている。と、いうより、ヒトは本来、夜行性(Nocturnal)ではないからね。

おっと、またラテン語が出てしまった。Nocturnalの語頭の”ノック”だが、これは、ラテン語の”Nox”。夜という意味。

最後におまけの記事。身近なラテン語文化のことだ。

日曜日は、そのままラテン語に由来している。Soris Dies /ソリスディエス=直訳では太陽の日、となる。

Solは”太陽”だが、”太陽の”は、Soris と格変化する(この場合は属格)。このように、単語が変化して言葉が連なっていくが、これがラテン語の特徴である。つまり格変化が、日本語の「~は、~の、~に、~を」などの働きを持っている。

名詞の属格だけでも押さえると、応用の範囲も広がる。

たとえば、太陽+光(Lumen/ルーメン)なら、Soris Lumen=太陽の光、となる。

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ラテン語」カテゴリの記事

コメント

今晩は。
ラテン語も早や懐かしくなってしまいました(塾をやめてしまったので)。
太陽で覚えている語句があります。
Nihil sub sole novum. ニヒル スブ ソーレ ノヴム 日の下に新しきものなし (伝道書)。   
それから、春にちなんでは 
Ver est imago virginis. ヴェル エスト イマーゴー ヴィルギニス 春は処女の似姿。
う~ん、色気がありますね。 

皆空様
書き込みありがとうございます。
英語全盛の世の中でラテン語のお話が聴けることありがたいです。

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