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脳科学について その1 脳波計の実習

先の書き込みの宿題としてこのカテゴリーで書いてみる。これだけに集中できないが、少しづつ。

僕の学生時代のことだから古いネタではある。しかし、脳波計っていわゆる脳科学の原点みたいなものだ。脳科学ってつまるところ測定機器の進歩に付随したものであるから。

その手続とは、

まず、被験者の頭皮に先が丸くなった電極を幾つか貼り付ける。通電性のある糊みたいなもので手作業するわけだ。けっこうコツがいる。

で、その電線は脳波計の本体につながっていて、頭皮の微弱な電気信号が増幅され、小型万年筆みたいな針先の振動に変換される仕組み。

電極ごとに針先があって、縦に並んでいる。そして、針の下には横に紙が動いているので、スイッチを入れると複数の波形がザーっと描かれていく。

少し詳しくいうと、どの周波数を記録するかも調節できる。それは電荷を蓄えるコンデンサーの機能による。

今思うと、交響曲の譜面のようなものだ。交響曲の譜面って幾つかの楽器のパートごとに縦並びになっているでしょ。あんな感じなのだ。

脳って、標本になれば静止した有機物の塊にすぎないが、こうやって生きた脳の活動を目の当たりにするとこれはなかなかの感動である。

それは、音楽的なリズムに溢れた流れ、といってもいい。全体としての調和がある点で、審美的でさえある。

たとえば、てんかん性のものなど、極端な波形だから、こういった不協和音のようなものがあるとすれば、異状脳波として一目で分かる。

脳を知るということは、一面、有機物の分析でもあるが、それは、流れ、波動、パターンなど物理的還元に適さない要素も含まれる、と思う。

さらにいえば、脳は、生物の部位として、合目的性を持っている。これは、哲学的に非常に魅力ある題材だろう。なぜなら、意識に直結しているのだから。

この課題を進めるならば、進化論的に、どのように自然界に意識が生まれたのか、も考える必要があるだろう。

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