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ラテン語の世界 その11 葬送の言葉

Sit tibi terra levis/シット ティビ テラ レウィス

このまま冬を越せそうだ、と、思っていたのだが、メスの「コクワガタ」が死んでしまった(オスの方は生きてる)。クワガタ虫って、通常は短命なのだが、コクワガタは長生きとして知られている。

何の話かって、、これからが次第にラテン語である。

うちの娘もこの虫の死を残念がっている。そこで、マンションのベランダの大き目の植木鉢に彼女を葬ることにした。この植木鉢には、山百合が植えてあるので、初夏には彼女がこの花になることを期待している。

では、葬送のとき何というかだ。日本で一般的なものは、お経、である。お経は、古代インドのサンスクリット語が漢文に訳されたもの。

一般的な般若心経の面白いところは、最後の盛り上がりの場面で、サンスクリット語がそのまま登場する点だ。この部分もいいが、、、。

同じ古代印欧語で、権威あるものは、ラテン語である。ところで、みなさん、お経が書かれた言葉とラテン語は親戚なんですよ。

で、ラテン語でいくことにした。

かくして、うちの亡くなったクワガタ虫は、おそらくこの世が始まって以来、最初の、ラテン語によって葬られるクワガタ虫となったのであった。

娘と一緒に、表題の言葉を唱えてお別れした。

その意味は、

「土があなたにとって軽くありますように」。

これ、僕が知っているラテン語の文言の中で最も優しいいたわりを感じることばでもある。

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コメント

今日は。
私が知っている葬送周辺の言葉は
 Aequat omnes cinis.  アエクワット オムネース キニス 
:灰はすべての人を平等にする。(人間、死ねば皆同じ灰になる)
ですかね。キケロの言葉です。
あと気に入っているのは
Cutlura animi philosophia est. クルトゥーラ アニミ フィロソフィア エスト
:心を耕す、これが哲学をするということだ。
ラテン語は言葉が純朴ですよね。

やはり古典はいろいろ含蓄がありますね。
皆空様、すばらしい格言をありがとうございます。

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