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ラテン語の世界 その9 ネーミング

日本語には、カタカナって表記法がある。で、日本人は外来語がなんだか大好きなので、やたらにカタカナ言葉が氾濫することになる。たとえばネーミング(おっと、批判するつもりが、こうやって自分でも思わず使ってしまう)。

さすがに、自分の子どもにカタカナ名をつける人は少ないものの、会社名とか商品名のカタカナ比率は相当なものだろう。

おまけにインターネットの普及で、即、検索もできる。まだ使われていない名称にこだわる人たちが多いものの、英語のカッコよさげな名称は大抵、使われているといってもいい。そして、和製カタカナ造語が普及、というより乱造。

また、英語は普及しすぎて高級感が低い?なんてヘンテコな一般感覚もある。

たとえば、集合住宅の名前や服のブランドとか。

○○○ハウスより、カサ○○○ はカッコイイのか?

では、CASA、って何語なのか。

スペイン語でも、イタリア語でもCASAは単に「家」である。

語源的にいえばラテン語で家がCASAだから。

ついでに、わかりやすいラテン語で薔薇はROSA(ロサ)。これ、英語のROSEから推測できるので、名づけに応用しやすいだろう。

では、賃貸アパート、たとえば○○荘の名称だけ変更してみたらどうか。たとえば、名づけて、「CASA ROSA」少なくとも、物件を見に来てくれる人は増えそうだ。

不動産屋さんは、お客にこのように言うといい、「いい名前でしょう。”薔薇の家”なんですよ、夕日に当たって照り映える様が薔薇色なのです、、」とかなんとか。

そうすれば、(あくまで例だが、)西日しか当たらない家、と説明するよりずっといい。

ところが!どんな言語だって二つの名詞をそのまま並べると、大抵おかしなことになる。つまり、文法の問題だ。上の場合は、「の」をどうするのか。

あくまで家「CASA」が主体だろうから、CASAはそのまま。薔薇の、と意味するためには、語尾が少し変化して、「ROSAE」。

正しく表記すれば、「CASA ROSAE」 になる。

文法とかこんなこと、国内の集客には全く関係ないけどね。しかし、世の中グローバル化って騒いでいる割には、外国語の使い方が大雑把すぎじゃないか、と思う。

たとえば、カタカナ言葉をつぎはぎした、得体の知れない会社名でグローバル企業の目指しますって、可能なのか。

カタカナ造語のつもりでも、辞書を引いたらとんでもない意味になってる例もあったりして。

ラテン語には、英語にはない厳密さや普遍性がある。第一、読み方に困らない。その意味、日本のネーミング文化に活用可能性があるだろうね。

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