« 魂の和む古本屋 | トップページ | 宮古島紀行 その12 池間島とcosmos »

秋の夜長はティマイオス その3 魂と星辰

「ティマイオス」って人名だ。これはプラトンの著作によくある話なのだが、しかし、この人の素性はよく分からない。通常は実在の人物で、内容を解釈する上での重要な伏線になっているのだが、、。

また、ティマイオス自身のモノローグが中心という意味でも、これは異色の作品である。ソクラテスは聞き役に徹し、ティマイオスは、宇宙創成の神話的物語を語り続けている。

鳥肌の立つような記述を見つけた。

宇宙(コスモス)に星々(恒星)が生まれたとき、星それぞれに、一つの「魂」が割り当てられ、これが、人の魂の起源であるという。

そして、魂は、惑星にもふりわけられた。って、これは、人類最古の「地球外知的生命体」への言及であろう。

ちっぽけな人間の存在であっても、永遠のコスモスの秩序の中に組み込まれ、関連付けられている、とプラトンは言いたいのだ。

また、それは魂の不滅を意味している。個々人の魂は宇宙の秩序の中に還っていくが、それは大いなる循環のプロセスの一つ。

寒くなってきた。この詩的イメージを持って、これから冴え渡る夜空を仰いでみるのもよいだろうね。

そこには、必ず貴方の星があり、もはやこの世にいない人、これから生まれる人の星もある。幼い子どもに、「自分は生まれる前どこにいたのか」と尋ねられたならば、この夜空の星の一つに、と応えればいい。

そうすれば、「何があろうと気高く生きろ」と伝えることになろう。

聖闘士星矢も言ってるじゃないか、「君のコスモは燃えているか」と。

« 魂の和む古本屋 | トップページ | 宮古島紀行 その12 池間島とcosmos »

思想」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。残念ながら、ティマイオスは読んでないんですよね。でもコスモスの創生って、いつも人を引き付ける
問題ですね。プラトンみたいに書けたら、ほんとに天にものぼる心地がするでしょうね。

思うんですけど、神話でも科学でもいいから、この世界の成り立ちについて、納得していることは、生きる意味で筋を通すことになると思いますね。もちろん哲学もその役目を持ってるはずです。
大げさですが、世界内定位、、

コスモスが成立していた頃はよかったですよね。世界の中の自分の位置づけがわかったですからね。今のように無限に近く大きくなるとコスモスは破壊されて自分がどこにいるのかわからなくなりますね。それは不安と恐怖を呼び起こします。

まことに、おっしゃるとおりです。そういうわけで当ブログは、「懐古趣味」に浸っております。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/448947/47851005

この記事へのトラックバック一覧です: 秋の夜長はティマイオス その3 魂と星辰:

« 魂の和む古本屋 | トップページ | 宮古島紀行 その12 池間島とcosmos »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ