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広島女児監禁事件の犯罪心理学

カテゴリー上は、性犯罪、サブカテゴリーは小児性愛型。注目すべきは、名門大学生であったこと。

ウェブ上の断片情報からプロファイリングすると、自我同一性の希薄さが際立っていると感じる。つまり、自分が何者か、どのように生きてきて、どうやって生きていくか、目標というか、生きる指針の核が相当ぼやけている。浮き草みたいな人格だ。

社会イノベーション学部の学生、居合道の同好会所属など個人の内面には意味を成していない。したがって留年もしている。

ウェブ上はロリコン・オタク説もあるが、オタクというほど出来上がっている様子はない(それはそれでアイディンティティである)。むしろ、完結した自分の世界があるのなら、このような稚拙な犯罪をしないだろう。ただし、自室からトンでもないものが発見されれば別だが。

自分がつかめないなら、当然、社会性も育たない。性犯罪者の中には、被害者を陥れるそれなりの操作能力=”犯罪技術”を持ち合わせているタイプもあるが、この学生はいきなり果物ナイフと旅行カバンである。

おそらく、他者の行動の予測も十分できないだろう。これが幸いしてあっさり逮捕となった。

一方、自分は浮き草みたいなものだから、一時の衝動を制御できない。そしてこの犯罪。

ウェブ上、ブログも明らかになっているが、戦争シュミレーションゲームのレポートだ。それなりに複雑で、知的に低いとは思わないが、第三者を意識している記述がない。本人らしさ、といえばこの点。

個人的に少し気になる点、それは彼のハンドルネームだ。Licoris(リコリス)とは、ヒガンバナ科の植物、一般にはヒガンバナなのだけれど、理由は何だろう。いや、さして意味なしか。

捜査の立場からすれば、動機を聴き出し、それなりの筋書きを作ろうとするものだが、”作文”になりかねない。

サークル活動で悩んで、自暴自棄、と言ったそうだが、そもそも本当に”悩む”ことができたのだろうか。

この事件、お客さま本位のサービス?より、良識を重んじ、機転を生かしたタクシー運転手によって最悪の事態を回避できた。おかげで、子どもが救われたし、本人も懲役刑期少なくとも10年以上助かったわけだ。

弁護人(弁護団かも)は、改悛の情を明らかにすべく、被害者側あてに書信を書かせるだろうが、運転手さんあてにも書かせたほうがいい(本人はピンとこないだろうね)。また、実務上、後者の方が受取拒否の可能性も低い。

親的な視点からすれば、この手の犯罪への対処策は難しい。また、どうしてこのような人格が形成されるかだ(大学の責任ではない)。いや、普通に育てていても、今どきは偶発的な出来事の積み重ねでこういった結果になることもあるのか(親として脅威)。

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