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学部学科と就職について

大学の広告を見るのは面白い。最近すごく増えている様子。大学も生き残りを考える時代になったのだろう。

学部、学科の名前を変えたり、新設したり、けど、学問ってのは基本的に保守的なものだし、分野は出尽くしていると思う。

いかにも、就職有利、企業の即戦力になりげなネーミングも多い。それはそれで、時代の要請なのだろうけど、学生の獲得に困ってそうな大学ほどその傾向、って言ったら意地悪か。

取れる資格というのも大きな判断材料だが、「それさえあえば一生確実に食べていける資格」は一つしかない。医師免許である。と、言っておこう。

しかし、一生楽しめる分野を見つけるかどうか、それはその人次第。別にそんなもの無くてもいいが、それはそれで生きる強みではある。

また、一般学生はほとんど認識ないけど、大学入学って極めてハイリスクな投資なんだよね。金銭的リターンは別として、4年間熱中できる分野があるとしたら、長期的にも人生の元は取れると思う。

ところで、こんな学部、学科の新設はないだろう。

たとえば、西洋古典学部ラテン語学科、生物学部動物行動学科とか。

どちらも正統な分野なのだけど、企業うけはしなさそう。

でもね、こんなのわざわざ入るヤツって本気で勉強するはず。

就職面接で、「サークル活動を通じて人間関係を学びました」

って言うより、

「学生の本分を全うしました」と言った方が印象いいだろう。

ある超優良企業の就職面接の例、

女子学生(史学科?)が、尊敬する人の例として、超マイナーな歴史上の人物を挙げた。

で、面接担当たちは、「なんじゃそれ?」と思った。

しかし、彼女の真摯な説明を聴き、みんな「おーー!」と感動し、納得した。そして採用。

そこには、彼女の価値観、志、人生設計が凝縮されていたからだ。

ざくっと言おう。

基本的にどのような分野であっても、

学び、理解し、発見し、伝える このスキームがある。

新規事業の開拓だろうが、新製品の開発だろうが、たとえ営業活動であっても似たようなものなのだ。

したがって、どのような学部学科であっても、極めれば道あり、と僕は思う。

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