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大河ドラマ「平清盛」考 その5 諸行無常

いきなり唐突かも知れないが、ラテン語でこんな言葉がある。

Sic transit gloria mundi.  かくのごとく、地上の栄華は過ぎ去る。

この大河ドラマはとにかく分かりにくいが、ほぼすべてのキャラクターは実在の人物である。つまり、調べてみると、その後が分かる!というわけだ。

現状、清盛、義朝のファミリードラマとも酷評されてもいるが、その子どもたちの最期の姿もすでに明らかになっている。

そこを考えながら見れば、凄みのある話として、観ることができる。結論をいえば、源平ともども勝者はいない。

平家の滅亡にはまだ華があったが、源氏の滅亡は極めて陰惨だった。

日本的にいえば、諸行無常。

ところで冒頭のラテン語、一見、いわば諸行無常のラテン語版なのだが、実をいうと、「だからキリスト教に帰依しなさい」って話の一部分。

ローマ帝国の栄光の陰で、来世を語る宗教が力をつけつつあったわけ。この点、日本でもいわゆる鎌倉仏教の諸派が思想史上に現れる。

世の中の変わり目は、こういった出来事にも結びついている、と感じる。

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