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オウム真理教事件雑考 2 ハルマゲドンの思想

ハルマゲドンに関する事項は、オーム真理教の教義の中では異質なものだ。なぜなら、ヨーガ、とかチベット仏教、ヒンズー教、原始仏教などこの教団の教義の元ネタに関連していない。つまり、これらの元ネタには歴史過程の中に特別な意味(救済)を求める発想がない。

そもそも、ハルマゲドンとは、ユダヤ・キリスト教的歴史解釈に依拠し、近代的にはマルクス主義に連なる発想だからだ。

それは、神と悪魔の最終対決だったり、資本主義VS共産主義だったりする。もっと俗には、1999年に人類史上とんでもないことが起きるって風説だった。

つまり、歴史上の必然というところがミソ。そして善悪の仕分けもポイント。

また、カルトにとっては、集団の凝集性を高め、攻撃的な組織行動に走らせるためには都合のよい思想なのだろう。

テロリストまでとはいかないまでも、

”多くの人は知らないが、歴史上、未曾有の危機が迫っている。すでに目覚めつつある貴方は新たな歴史を切り開く者として期待が持たれているのだー!”

とか、世の中の現実を受け入れられない人なら、”よっしや、これぞわが道、頑張ろう”なんて思うのだろうね。

政治家のよくある手法としても、プチ・ハルマゲドン(みたいなもの)に備えて、現状を刷新する”維新”やりましょうって形がある。そして悪い奴ら誰かって話になるが、大きな問題ほど複合的なものだ。

オリジナルのハルマゲドンなら、正しい人たちが天国に行けました、人類史完結。これ、やっぱり神話である。現実、そうはかない。

思うに、人類史的に本当に問題なのは、経済の仕組みにせよ、科学技術にせよ、政治家が理念だけでもはや制御できないということなのだろうね。

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