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ラテン語の世界 その5 テルマエ・ロマエ 2

主人公、阿部寛演じる古代ローマ人ルシウスについて、名前そのものを考察する。

ラテン語表記は、Luciusだろう。読み方をもっと正確にいえば、ルウス。ルシウスという読み方は英語なまりのはず。

ラテン語でKは滅多に使用しない。その代わりにCを使ってカキクケコの音を表記する。サシスセソならSを使う。

その他、映画の登場人物(ローマ人男性)の名前をみると、ケイオニウス、ハドリアヌス、アントニヌス、とか、綴りでusで終わる名前がある。

これがラテン語らしい点。

男性の人名は最後がusが基本?いや、男性名詞の基本がそうなのだ。

先の記事では、名詞も変化しまくりまくりとお伝えした。これは、固有名詞も例外ではない!

と、ラテン語の授業で知らされると、みんなトンでもない科目を取ったものだとどよめくのがラテン語の勉強風景。

有名な言葉がある。

「ブルータス、お前もか!」これ、原文では、et tu、Brute!なんだけど、この文では、Brutusではない。

もしかして嫌な予感、、、

そうだ、呼びかけだから(名詞の呼格)Bruteなんだ。と、なる。

その他、大雑把に日本語でいえば、ブルータスは、ブルータスの、ブルータスに、ブルータスを、ブルータスによって、

これらは、それぞれ変化形を持っている。

もしこの映画で、上戸彩が「ルシウスさーん!」って呼びかけるシーンがラテン語であるならば、「Lucie!」になるはず。

ところで、ルシウスで思い出す人がぼくにはもう一人いる。

あのハリー・ポッターシリーズのルシウス・マルフォイ。

ハリーとか、ジニーとか、ロンとか俗な名前に比べ、現代では嫌味に古典的で高尚なイメージだ。その点、あの役回りに最適だろうね。ローリングさんはよく考えている。

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