ラテン語の世界 その3 プリキュアはプルキュア?
例の美少女戦隊もの、プリキュアシリーズなんだけど、年度が替わってお話はスイートからスマイルになった。
ってわけで、親としてはまた新しいグッズを買わされることになる。
ところで、プリキュアは英語風造語のはず。prettyとcureの合成語?
prettyの原義は、ずるい(なんで?)と書いてある英語辞書もあるから、あてにはならないが、実際、ラテン語にpulchla(プルキュア)=美しい、って言葉もある。
ラテン語の面白いところは、多くのヨーロッパ系の言語の語源であるということだ。だからいろいろ余計な詮索もしてしまう。
作文の一例に挑戦してみよう。
美しい少女(Puella)がいる。Puella pulchla est. (プエラ プルキュア エスト)
プリキュアは複数なので、少女たちにすると、
Puellae pulchlae sunt. (プエラエ プルキュアエ スント)
こんな感じかな。
estとsuntは英語でいうbe動詞に相当するわけ。
ここで、フランス語を知ってる人は、気づくはず。
estは3人称単数でそのまんま。suntは、3人称複数か、フランス語のsont(ソン)に近いなぁ。
ここで見えてくるのはラテン系の言葉の世界。
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