« 謹賀新年 今年はどうするこのブログ | トップページ | 広島刑務所脱獄事件 その2 逮捕、その後 »

広島刑務所脱獄事件について その1総論

刑事施設からの脱獄の成功例は、1996年2月、東京拘置所からのイラン人集団脱獄以来ではないか。この意味でもこれは大きな事件であるが、その背景には複合的な問題がいろいろありそうだ。よって、継続的に追ってみたい。

僕の考える重要ポイント

1 脱獄方法そのもの

2 社会によく知られていない新たな犯罪集団の存在

3 監獄法改正後の刑事施設の変容

4 プロファイリング、この受刑者そのものの特性

5 入管行政、つまり、そもそも!なぜ日本国内にいるのか、入国できたのか

6 もちろん、これからどうなる

(ごく基本的なこと)

すべての受刑者には、その特性に応じて収容分類級が割り当てられる。この受刑者は、外国人で(F級)、初めての実刑だが、その犯罪容態からして犯罪傾向が進んだもの(B級)なので、原則FB級。

ところがウェブ上広島刑務所の組織図をみると、国際対策室というセクションがない。このセクションはF級に対処するものなので、本来、広島刑務所はF級処遇施設ではない。

どういうことかというと、特別な配慮というよりは、本人はF級に分類されていないということだろう。よって単純にB級。

つまり、確かに国籍は中国なのだが、在日期間も長く、日本語も十分でき、特段、日本人受刑者と区別する必要はない、と実務上判断されたということだ。

これが脱獄後捕まらない原因の一つ。本人にとって、日本は勝手知った場所だから。当然にサポーター?だってあちこちにいるだろう。

おまけに!監獄法改正により、外部交通(面会とか手紙とか)が大幅に緩和されていたので、脱獄に必要な情報のやり取りがなされていた可能性も捨てきれない。(あそこに、いい足場があるぜ、、とか)

もちろん、面会には職員が立ち会うだろうけれど、「中国語混じりだけどまあ、いいか」なんてことがありそうだ。

あたり前だが、Fだ、Bだ以前に、当局にとって要注意者であることは紛れもない。

本人の特性、そもそもの事件と逮捕後の脱走歴を観れば、それだけで非常に例外的な受刑者であること、すなわち、想定を超えた行動には相応な管理が必要だったはず。

以下余談、

テレビドラマ、「プリズンブレイク」を思い出した。

確かに、マイケル・スコフィールドも特別な受刑者だったけれど、イメージ違いすぎ。彼を追い詰めるマホーンみたいな(アイルランド系?)すご腕捜査員登場もなさそう。人海戦術のようだ。

報道によると、すでにビールを堪能し、着替えも済ませたようだ。素人的に捜査を考えると、面会者リストを当たってみるのも筋だろう。

« 謹賀新年 今年はどうするこのブログ | トップページ | 広島刑務所脱獄事件 その2 逮捕、その後 »

時事問題」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 広島刑務所脱獄事件について その1総論:

» 脱走の男確保 逃走容疑で逮捕 [時々時事爺]
とりあえずは一件落着 [ふっ/]それにしても間抜けな刑務所で、こんなに警備ユルユルだったら付近の住民もハラハラドキドキ、さぞかし生活にメリハリあることだろうよ [ニヤリ/]わりかし自由に行動できるでろ...... [続きを読む]

« 謹賀新年 今年はどうするこのブログ | トップページ | 広島刑務所脱獄事件 その2 逮捕、その後 »

2019年10月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ