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公務員と教養 沖縄防衛局長発言について

原則論でいえば、公務員とは、政策・法令推進マシーンのようなものであるから、その人間性みたいなものまで、いちいち問われるべきではない。

が、これは常軌を逸している。昨日のニュース、結局何を言ったのかが報道されず(僕の知る限り)、なんだこりゃ、と思っていたのだが、新聞記事でよく分かった。強姦ネタかい!

例のあの人、経歴まで判明しないが、スーパーエリート官僚だろう。これほどの重大問題の矢面に立つべく、特段の抜擢でその地位にも就いている(沖縄の基地問題に詳しいことがその理由の一つ)。

抜群に頭のよい人なのだろうが、その教養水準と極端な差がある例の典型の一つか。ってこのテーマ、このごろしつこくこのブログの題材になっている。

ところで、教養とはなんだろう。難い文芸書読んでるとか、複数言語話せるとか、こういった素養は確かに教養なのだろうけど、その結果得られるものは、知的、感情的な他者理解と自己認識だと思う。今回の場合なら、歴史と文化を踏まえた沖縄の現状理解と自分の置かれた立場である。

つまり、時と場所、相手をわきまえた言葉、振る舞いの問題。今回のような、深刻な対立、不信が混沌とした場面ではなおさらのことだ。

基地問題に詳しい、それは期待されることなのだが、知識問題レベル。後任は、ヤマト系でいいから、三線片手に、琉球の心を歌える人にしたらいい。あまりいないだろうな、高級官僚にそんな人。

以下余談、

スコットランドに赴任した日本の外交官がいた。この人、バクパイプの名手になり、地元でも有名になった。

そしたら、戦時中、日本の捕虜になり、過酷な扱いを受け(タイの鉄道建設)、以来、日本と日本人を憎悪していた元英兵が、自宅に彼を招待したい申し出た。

外交官は、ひたすら話を聴き、そして演奏した。

そして、老いた英兵は日本と和解した。

この内容、「キルトをはいた外交官」ランダムハウス講談社発行から

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