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高尾山紀行 その1 昭和初期の記述

これ、シリーズ化してみようと思う。最初は、ごく基本的な俯瞰から。

手元に、昭和初期のガイドブックの復刻版(髙尾山誌)がある。ざっくり本質的なビジョンが記述されているので、現代語で書き直してみる。

「高尾山は、ただ単に、風光の明美、寺院の壮大さに驚くべきではない。歴史上、信仰上の視点、また、かつての戦略上の位置、山林経営の視点からも注目すべきである。さらには、この山に生育する動植物の研究も興味深い」。

今のガイドブックも概ねこんな感じなのだが、「戦略上の地位」ってものは聞いたことがない。つまり、ここはかつての”国境”なのだ。大体の感覚で、高尾山を含む山塊によって、武蔵の国、相模の国が分かれていたわけ。

当然、戦国時代には、力のせめぎ合う地帯であった。また、当時大きな寺社は、一種の封建領主であったと考えてもいい。

信長の比叡山焼き討ち、みたいなことにはなっていないが、隣の山にあった八王子上は、秀吉の天下統一のうえで、大規模な攻防戦が展開されている。

この文脈で、高尾山の歴史を考えてみても、面白いかも。

また、僕的には、宗教上、つまり修験道の視点にも興味がある。これ、神道でもない、仏教でもない、本来は、日本の伝統上、第三の宗教みたいな要素があると思う。

実は、昨日も登った。3歳の小娘と一緒だから、探索に限界があるけれど、その都度、ささやかな発見もあるので、以降、継続的にレポートしてみたい。

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