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2011年7月

アイルランド 極上の夏 その5 大西洋を体感する

アイルランド北西部、大西洋に突き出た島、アキル島。そこには、大西洋に向かった断崖を伝う道がある。その名も、Atlantic Road。

Atlantic

まさに北の海辺。かつ、ヨーロッパの大地の終わりでもある。断崖の向こうに霞む山が見えるが、これがアキル島の高峰、クロアハン(Croaghaun)。この日、民宿で日本人青年にであったが、彼はアキル島の山々を歩くことを楽しんでいた。

この地方の海域は、海賊で名高いオマリー一族の拠点でもあった。このため、この一族にちなむ城も多い。

余談である。アメリカのテレビドラマ、研修医たちの活躍を描くグレイズ・アナトミーって番組がある。そこに登場する研修医オマリーは、地味な朴訥系でも芯の強いキャラであるが、アイルランド系一般の設定なのだろう。どうにも、海賊とは結びつかないけど。

アメリカでオマリーって人にあったら、尋ねてみよう。貴方の先祖は、アイルランドの海賊?

今日はオカルト記念日 そしてユング

日本で映画「エクソシスト」が公開された日が、37年前の今日。だから今日は、オカルト記念日。

歴史上、最も偉大なエクソシストとは?それは、イエス・キリストだろう。聖書の記述にもある。だから、キリスト教の聖職者が、神様を”代理”して、悪魔を追い払うって筋書きはそれなりに神学的にも筋がある。

もちろん、キリスト教的文化で悪魔なのだから、別な文化の意味づけでは、別なものでもいい。日本だったら、狐憑きが民俗学的定番。

臨床心理学上の意味づけでは、まず、解離性障害が相当する。いわゆる多重人格の類である。かの、K.G.ユングは、オカルトの大御所みたいにも言われているが、彼の学位論文は、こういった憑依現象を無意識とコンプレックスの概念で解明したものだ。翻訳され本になっているが、素直に読める。ぶっ飛んだ記述はない。

個人的エピソードを書く。僕の知ってる祈祷師のおばちゃんの悩みを聞いた。息子さんがとり憑かれたそうだ。別な人格(悪霊?)が、勝手にしゃべる、暴れる、手がつけられない。

で、精神科に行った(もちろんおばちゃんもエクソシストしたが、)。なかなか改善しない。診断名は、「統合失調症」。確かに似たところもあるが、本質的には別物なので、対処法が違う。

そこで僕は、「おそらく精神科医によって判断が分かれる状況なので、他の精神科にも行ってみたら」と、アドバイスしておいた。

一年後、また会う機会があった。いろいろあたってみたら、良くなったという。お礼として、胃腸薬(伝統的な植物の配合)のセットをもらった。

何で薬か。それは、このおばちゃんが修験道系だから。修験道は山が舞台だ。そこでは、いろいろ薬草が手に入る。これが、何とか丸(がん)などとして調合され、修験道の伝統的セカンドビジネスになった。

今は、れっきとした医薬品として工場で製造され、薬局でも販売されている。ぼくがもらったのもコレだが、ウコン入りの新製品であった。

オカルトの話が胃腸薬になったが、和風の流れでは、これもアリ。

アイルランド旅行情報サイト

最近、このブログでは、画像によるアイルランドの紹介を始めていますが、大手旅行会社のアイルランド支店とEメールを通じ、ご縁があったので、そのサイトをご紹介します。

ここが日本人向け各種ツアーの紹介ページです。

http://www.pelican-travel.net/ireland/

続いてこれは、アイルランド現地情報です。

http://www.pelican-travel.net/ireland/?productCt=localInfo

以上、アイルランド旅行のご参考となるでしょう。

伊豆紀行 その3 伝説のYH、いろり荘

伊豆は山もいい。天城山地の奥深さは魅力的である。

時に西暦1961年、この天城山地のふもとに開設されたユースホステルがあった。その名はいろり荘という。一方、社会では荒れる大学が問題となっていった。たぶん、「若者」って概念がはっきり意識されたのはこのころだろう。

おそらくピークは1970年代だ。この小さなYHに大量の若者が詰めかけ、YHのオーナ(いわゆるペアレント、ここではオヤジと呼ばれた)の先導のもとに明けても暮れても若者たちは山を歩いていたという。

当時、廊下まで人が寝ていた。2、3ヶ月泊まる者もいたそうだ。宿泊代、どうするの。「金なんかいい、好きなだけ山を歩け!」ってオヤジは言ってたそうだ。ほとんど、若者更生施設?修行道場?

ところが、このオヤジが亡くなってしまった。若者たちは、オヤジの遺影を抱え、山中をパレードした。新聞記事になった。

その後、おふくろさん、がこのYHを切り盛りしたが、僕が泊まったときは、すでにおばあちゃんであった。しかし、旅先の若者を見守り、躾けることが、YHの役目である、といった超原理主義者だったので、その筋では有名であった。

「この前、泊まった子は、布団の片付け方が横着だったので、叱り付けてやったよ」と、こんな具合。

最近も、布団の片付け方で叱られた人がいるそうだが、それは収監されたホリエモンである。こういった経験は、リセットに重要かもね。

僕は、ほめられてしまった。「あんた、今どき、明日、山へ行くんだって?後で教えておくれよ、今も山に若者がいるかどうか。」頑固おばあちゃんも少し感傷的に見えた。

これは、僕が泊まった20世紀の終わりごろの話。ネットで調べたら廃業は1999年である。かつての「若者」たちは、まだ恩義を感じているらしく、僕が泊まったときも、地域の物産が届いていた。こんな具合に日本各地から、いまだに物が届くのだそうだ。

火が絶えて久しいいろりの上には、大きな白黒写真が幾つか飾ってあった。これが、かつての「若者」たちか、、長髪、ベルボトムジーンズ、Tシャツ(絵柄が歴史的)。みんな一癖ありそうな青春の姿。

川端康成もそうだったけど、伊豆と青春、なんて歴史的テーマもアリかも。

最後に観光情報(古いが)。伊豆には地元民が使う地味な温泉施設がある。ここで紹介されたところもなかなか面白かった。ただ入る、虚飾なし。容赦なく熱い(河川の水量により変動あり)。

このHY、僕が泊まったときは、夢の痕跡状態。名物の風呂桶には一人で入った。風呂桶というか、大きな切株を加工したもの。ここは杉で名高い天城であった。

先月、車の運転をしながら、道路脇から建物を探した。見つけることができなかった。

アイルランド 極上の夏 その4 荒野を行く

コネマラの平原に、車を走らせる。誰もいない、羊さえいない。一輪の花さえない。そろそろ日が暮れる、あの山のふもとあたりに村があろうだろう、と今夜の宿を考える。ついでに、今日のギネスも考える。

そして村のパブには謎の東洋人が登場し、村人の与太話のつまみとなろう。

アイルランドとしてもスケールの大きな場所であるが、アメリカの大平原ではないので、この点は気が楽。すぐに人里だ。

Road

少し自然環境の説明。乾燥した場所のように見えるが、泥炭地であり、湿原に近い。アイルランド西部の荒地は大体こんなものだ。もっと岩のある場所も多い。

アイルランド極上の夏 その3 湖畔の修道院

アイルランド西部を旅するのなら幹線道路N59が重要である。この道は、クリフデンから山道に入り、ウェストポートをつなぐ。その途上にこの優美な女子修道院(kylemore)がある。ゲール語由来のその意味は、”大きな教会”だろう。

Kylemore_2

湖の冷たい青さ、白亜の修道院、そして、紅色のフューシャ(ホクシア)。この日は穏やかな晴天に恵まれ、風も心地よかった。

絵葉書的に撮影できたが、だまされてはいけない。アイルランドでマトモな晴天に恵まれることは、幸運の一つである。

フューシャ、この花はアイルランド原産ではないが、これを見ないとアイルランドに来た気がしない。ベル状に垂れ下がるその形態がまたいい。

この花から妖精がぶら下がる絵なんてあるが、いかにも妖精と相性がよさそうだ。工芸品として、この花をあしらったイヤリングを見たことがある。かわいい、、。

西アイルランドをイメージして、丸ごと衣装をコーディネートしてみたらどんなに素敵か?男の僕が言っても仕方ないが。

子どもとの対話 自分が生まれる前の世界

うちの娘は、いわゆる、”スーパー戦隊もの”が好きである。今は、ゴーカイジャーに凝っている。

で、ゴーカイジャーは特別な位置づけにあるらしい。これまでの戦隊もの、つまり、ゴレンジャーに始まる戦隊ものを総括しているからだ。過去のヒーローたちが続々登場している。

あるとき、「パパは子どものころゴレンジャーを観た」って知った。そこで、娘は大いに悩む。そのとき、自分はどこにいたのか。あちこちで人に尋ねているが、いまひとつ釈然としない様子。

自分が生まれる前の世界をイメージできないらしい。「赤ちゃんから、お姉さんになった」くらいのことは分かる。保育園の組み分けを見れば、経験的に推測できるからだ。

しかし、生まれる前の世界?これは別次元の思考が必要になるのだろう。世界認識の基点となる自分がいない!

こんなことをあれこれ考えていると、いわゆる実存の問題、つまり、自分とは何か、に行き着くのだろう。

こういったことは、本気で考えているとかえってメンタル上具合が悪くなるだろうから、多くの人は適当にやり過ごすことを学ぶ。

けど、自分で自分の道を進むことがやたらと奨励されるこの時代、事あるごとに、直面する問題ではある。自分は誰で、どこから来て、どこへ行くのか。羅針盤はどこ?

たとえば、海賊戦隊ゴーカイジャーの歌詞を読んでみるといいだろう。道なき道を進めって、豪快に歌うけど、かなり自己愛的だな。

アイルランド 極上の夏 その2 民宿の窓から

日本からの旅行者は、時差のためしばらくはとても早起きになる。のんびり朝の散歩を堪能し、朝食の食卓に着くが、一番乗りである。

Bb

窓の外には、朝日に照らされた、コネマラ地方の岩山が見える。そのうち、羊たちの姿も見ることができるだろう。

この写真は、クリフデン郊外の民宿、ATLANTIC VIEW で撮影した。

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