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進化論的強者とは

春めいた休日の公園で、うちの娘とハトにエサをやった。期限切れのかっぱえびせんだが、この効果は絶大である。ハトの大群に取り囲まれ、娘は大興奮。

公共の場、このようなエサやりの是非はともかく、ハトの個体別の行動の差が興味深かった。大胆に人の手からエサを食べるハトもいれば、あくまで遠巻きでエサを拾うハトもいる。ドバトは模様がそれぞれ異なるので、この違いがよく分かる。

この行動の差を、単純に、勇気遺伝子、臆病遺伝子の差と考えてみよう。勇気遺伝子を持つハトは、エサを沢山手に入れることができるから、多くの子孫(勇気遺伝子を持つ)を残す結果となるだろう。従って進化論的強者である。

が、それは人間の事情に異存している。ハトをおびき寄せ、今晩のおかずを取得しよう、ってことになれば、臆病遺伝子を持つハトの方が優勢になる。

つまり、進化論的強者、弱者とは、絶対のものではなく、その環境如何に関わっている。もう少し、深く考えてみる。個体間のばらつきがある程度大きくないと、環境の変化についていけず、一度に絶滅って場合もありうるということだ。少しは外れモノがいた方がいい。

あくまで、アナロジーだけれど、企業の存続について、淘汰されるとか、されないとか、進化論的表現をすることがある。この不況下、人材の選別にどの企業も熱心だろうけど、やたら均一の基準で人材を登用したら、まずいことも多いだろうね。

たとえば、現在の企業環境に過剰適応してしまうと、将来、新しい変化についていけないこともあるだろう。その場合は、人材の使い捨て?これも、怖いぞ。

余談、最近のリクルートたちは、服装が恐ろしく均一化しているように見える。中身までそうなっているのかなあ。これは進化論的にみて危険である。

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