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幼児の経験世界 中間領域

保育園に行く、これが一苦労。時々しぶとい抵抗に遭うことがある。チャイルド・シートにすんなり座ってくれるか、、これが難関。

勝手に運転席に座り、頑として動かない。運転する!とか(勘弁してくれ、、)。2歳を越えたらほぼ「強制執行」は不可能。そこでしばらく押し問答が続く。

娘が突然歌い出した。保育園で学んだ歌だ。こっちも唱和する。この歌は、気持ちを切り替えるときに使うらしい。いわば呪文である。

(まず、1から10まで数を数えて、)

「オマケの、オマケの、きしゃぽっぽ、ぽーっと鳴ったらかえりましょう、ポッポー!」

これで素直に、チャイルド・シートに座ってくれた。

ウィニコットの中間領域、そんなところだろう。やむを得ない現実に向き合う、空想的な緩衝地帯。ウィニコットによれば、子どもたちは、この領域でぬいぐるみたちに命を感じ、母親の不在を耐え忍ぶ。このようにマジカルな世界でもある。だから、他愛のない歌も魔力を持つのだ。

現実に向き合う緩衝地帯、それは心のあり方の一つ。大人も各自それなりにこういった緩衝地帯を持っているのだろう。まるでないのなら、相当に厳しい生き方になるだろうし、それが大きすぎれば現実との接触が難しくなる。

応用として、人の個性を把握するうえで、重要な観点になると思う。

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