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ジャック・アタリ氏講演会(中央大学)メモ その3

講演の最初の部分で、市場経済の中心地の変遷について触れていた。モノの交易には、物流の中継地たる港湾都市が有利であった。

このあたり経済史の復習なのだが、地中海から、ブルージュ、ロンドンなど、ヨーロッパ北方へ移り、新大陸、ニューヨークなどへ重心が動いた。そして、将来より多極化していくであろうと。

それはそうとして、質疑に対する応答の中で、こんな言葉があった。

「音楽が物質ではないように、ファイナンスもまた非物質的である」

ここから下は、かなり僕の見解、解釈。

先の言葉、これは哲学的領域でもある。今回の危機は、「金融」資本主義の危機であった。そもそも金融って何だってことだ。投資銀行は一体何を「生産」しているのか、金融商品とは?

その本質は、不確定要素を含んだ権利、義務の束、すなわち著しく観念的なものである。こんなものの取引に地理的条件がどれほど重要なのだろう。

アイスランドのような最果て(といったら失礼だが)の国が金融立国を目指した理由もこのあたりにあるはずだ。

市場経済が、情報技術の発達により、まさしくクラウド化しつつあるのではないかな。とすれば、世界経済の多極化なんてやはり当然の話だろうね。

最後に、

この講演会は、大教室二つを使って行われた。講演者は一人なので、二つ目の教室はモニターで見た(僕も)。そして講演が終わったら、直接ご本人が挨拶に来てくれた。気持ちの良いマナーだね。

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