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日本の古墳、アイルランドの古墳

娘を連れて古墳を見に行った。甲府市の加牟那塚(かんなづか)古墳である。このあたりの地名を千塚という。昔は沢山古墳があったのだろう。今も近くには、湯村山古墳群などある。

「妖怪のおうちを見に行こう」なんて言ったものだから、娘(妖怪図鑑大好き)は怯えてしまった。なんとか励まして、横穴から玄室をのぞくことができた。しっかり鉄柵があるので、中に入ることはできないが、南向きなので、奥までよく見える。今日は「お留守だよー」と探検終了。2歳児なりに、尋常ではない雰囲気を感じ取った様子だ。

住宅地の中にあるが、ある意味別世界。アイルランドなら、夜中にここから妖精界への入り口が開くって話になる。あちらでは、変な連中が出てくるとか、音楽が聞こえてくるとか、いろいろ古墳(塚)にちなむ民話が多い。

その点、日本ではこの手の話はあまりない。歴史的距離感の違いだろう。円形の加牟那塚古墳は、アイルランドの古墳によく似ているが、ピラミッド以前のものと日本の古墳時代では年代的に桁違いである。

加牟那塚古墳は、それなりの素性が判明している。6世紀後半、甲府盆地を二分した一方の豪族勢力の墓とさえているから、とりあえず今と歴史がつながっている。

ところが、アイルランドでは、最近のテレビ番組にあったように、謎の民族の遺跡としか言いようがない。名づけて「ダーナ神族」。こっちは全くの神話的世界であるが、落ちぶれて妖精族になったとされる。現実には、ケルト人に滅ぼされたというのが定説。

まあ、日本の場合でも、あえて日本書紀、古事記あたりを探ってみると、大和朝廷に対抗した土蜘蛛とか異民族的な集団がいないわけではない。土蜘蛛なんか、後の説話では妖怪の一種にされているから、この点も似ている。

 

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