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アメリカの保守派と自由について

アメリカの中間選挙で民主党が大敗した。つまり保守派の巻き返しが強くなったということだ。ところで、アメリカの保守派とは?

極端な保守の場合、聖書原理主義まで行く。進化論の公教育で教えるな、って主張になる。そこまで行かなくても、「自由」がとにかく大切、って基本原則がある。

税金を集め、富を再配分する国家の機能は、小さいほどいい。自分のことは自分でやれ。国から助けてもらおうなんて思うな。。。まぁ、それなりに理解できる。

で、裏を返すと、「今の貴方の置かれた状況は、貴方の責任である」。これは、人間観の哲学みたいなものである。

人間は自由な意志を持っているのだから、自由な意志の発現として、努力し、成功することが誰でもできる。

したがって、ビンボー人は、その報い(自己責任)を受けているのだ。

と、なる。

しかしながら、完全な機会均等が保証されているのだろうか、努力するにも、努力以前に能力の差があるのではないのか、このような疑問も考えうるだろう。

もし、出自や生まれながらの能力が、将来にわたる成功、富の獲得に相当大きな比重を占めるなら、自由主義思想は、教科書的なヒューマニズムというより、むしろ社会の現状を正当に肯定する理論的根拠でしかない。だから保守、って見方もできる。

封建主義社会でも、身分の違いを根拠づける”理論”がいろいろ考えられていたけれどね。こういった理論を、イデオロギーというけれど、中身の優劣というより、自分の経済的ポジションが現実問題になるだろう。

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